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是枝監督『怪物』二人の子供を演じているのは?カンヌにも登壇!

映画『怪物』より柊木陽太&黒川想矢
映画『怪物』より柊木陽太&黒川想矢 - (C) 2023「怪物」製作委員会

 是枝裕和監督の新作『怪物』(6月2日公開)で、キーパーソンとなる2人の子供を演じる黒川想矢(13)と柊木陽太(11)。開催中の第76回カンヌ国際映画祭のレッドカーペットに安藤サクラ永山瑛太らと共に登壇して注目を浴びる2人の活動歴を振り返る。

【画像】かわいい!カンヌで報道陣に手を振る黒川&柊木

 映画『花束みたいな恋をした』やドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」などの脚本家・坂元裕二によるオリジナル脚本を手掛けた本作。物語の舞台となるのは大きな湖のある郊外の町。息子を愛するシングルマザー、生徒思いの学校教師、そして無邪気な子どもたちが平穏な日常を送っている。そんなある日、学校でケンカが起きた。それは、よくある子供同士のケンカに見えたが、彼らの食い違う主張は次第に大人や社会、メディアを巻き込み大事になり、ある嵐の朝、子供たちが忽然と姿を消す。

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 物語の“台風の目”とも言えるキーパーソンが、黒川演じる小学生・湊と、柊木演じる同級生の依里。湊は母・早織(安藤サクラ)と、依里は父・清高(中村獅童)と二人暮らしの設定だ。

 是枝監督によると二人はオーディションで選出。「黒川君は横顔のラインがいい。柊木君は会った瞬間に“この子だな”と思った」と起用理由を明かし、坂元も「お二人とも素晴らしいお芝居をされていて役に合っている。この物語は僕自身の子供の頃の体験を基にしていて、柊木君は転校していった僕の友達にとても似ている」と8日に行われた完成披露で話していた。

 黒川は、埼玉県出身。5歳より芸能活動をスタート。伊野尾慧(Hey! Say! JUMP)と戸塚祥太(A.B.C-Z)が宇宙人役で共演したドラマ「トーキョーエイリアンブラザーズ」(2018)、重松清の小説に基づくNHKドラマ「きよしこ」(2021)などに出演。NHK BS時代劇「剣樹抄~光圀公と俺~」(2021)では必殺剣法を備えた孤児役で山本耕史と共演した。特技は水泳とキックボクシング。

 柊木は、京都府出身。幼少期からキッズモデルとして活動し、ドラマ「最愛」で主人公の弟(高橋文哉)の幼少期、「ミステリと言う勿れ」で主人公・久能整(菅田将暉)の幼少期、「PICU 小児集中資料室」で重病を患った少年、「岸辺露伴は動かない」(3期)ではタイトルロールのジャンケン小僧こと大柳賢を好演。7月7日公開の『1秒先の彼』では岡田将生演じる主人公ハジメの幼少期を演じる。特技はギターの弾き語りと暗記。

 カンヌのレッドカーペットでは是枝監督、脚本家の坂元裕二、安藤サクラ、永山瑛太と共に登壇。黒川は所属事務所社長である舘ひろしが仕立ててくれたというTAGURUのタキシード、柊木は是枝監督と同じアルマーニのタキシードに身を包み、弾けんばかりの笑顔で世界から集まったメディアを魅了した。(編集部・石井百合子)

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