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性的暴行疑惑のマーベル俳優、新作Netflix映画を降板

テノッチ・ウエルタ
テノッチ・ウエルタ - Axelle / Bauer-Griffin / FilmMagic / Getty Images

 マーベル映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』のネイモア役で知られるメキシコ人俳優テノッチ・ウエルタが、新作Netflix映画からの降板を発表した。Deadlineなどが報じた。

【画像】『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』でのテノッチ・ウエルタ

 メキシコ人サックス奏者で活動家のマリア・エレナ・リオスは今月、ウエルタから性的暴行を受けたとTwitterで告発。ウエルタは翌日、Instagramで疑惑を完全否定し、リオスとはかつて交際していたが「関係が終わると、彼女はわたしたちの関係をゆがめて伝えるようになったのです」と訴え、数か月前に法律の専門家たちのチームを雇って対応を始めていたと明かしていた。

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 しかし、主演を務める予定だったNetflixの新作映画『フィエスタ・エン・ラ・マドリゲラ(原題) / Fiesta en la Madriguera』からは降板することに。ウエルタは「最近のマリア・エレナ・リオスの虚偽の発言の影響と、それが引き起こした損害を考えると、わたしは『フィエスタ・エン・ラ・マドリゲラ(原題)』への参加を辞退せざるを得ません。大変残念ですが、彼女の行為によってわたしだけでなく、このプロジェクトに関わるたくさんの才能あふれる勤勉な人々の仕事が傷つけられることは許せないのです。今、わたしが注力していることはシンプルです。わたしの名誉回復のプレセスを続行することです」と声明を出した。

 『フィエスタ・エン・ラ・マドリゲラ(原題)』は、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』でアカデミー賞脚本賞に輝いたニコラス・ヒアコボーネが脚本を手掛けた作品。先月、6月から撮影開始で、2024年に配信予定だと発表されていた。

 なお、ウエルタが『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』で演じた敵役ネイモアは、今後のマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)にも登場予定のキャラクターだ。今回の件についてディズニー及びマーベルはコメントしていない。(朝倉健人)

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