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『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』子役のイーサン・イシドールって?

ハリソンとハグするイーサン!
ハリソンとハグするイーサン! - Andreas Rentz / Getty Images

 ハリソン・フォード主演の『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』には、シリーズ第2弾『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』に登場した少年ショート(キー・ホイ・クァン)を彷彿とさせる子役が登場する。少年テディを演じたイーサン・イシドールとはいったいどんな人物なのか?

【動画】アクションシーン!『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』

 劇中に登場するヘレナ(フィービー・ウォーラー=ブリッジ)の相棒であるテディは、モロッコで暮らす少年で、スリの腕前はピカイチというキャラクター。演じたイーサンは、2007年生まれの現在16歳の新星。フランス出身のイーサンは、6歳の時から舞台芸術を学びはじめ、11歳のころからはさまざまな短編映画や、テレビシリーズ「モルタル(原題) / Mortel」「サム(原題) / Sam」といったドラマなどに出演し、キャリアを積み重ねた。そして2018年の短編映画『オ・ルヴォワール・トム・セレック(原題) / Au revoir Tom Selleck』では、隣の家に住む年上の女性に恋する少年を演じて高い評価を受けた。

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インディ・ジョーンズ
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 そんなイーサンにとって、初の大作映画となる『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』のテディ役をつかんだのはあっという間のできごとだったという。学校帰りの彼のもとに、エージェントから“とある大型アドベンチャー映画”のオーディションが行われるという報せが届く。すぐにパリでおよそ15人の少年たちとともにオーディションを受けることに。するとその数日後にはロンドンで(本作のメガホンを取った)ジェームズ・マンゴールド監督の前でオーディションを受けた。それから数日後にはテディ役に決定。イーサンは、小さい頃から家族と一緒に『インディ・ジョーンズ』シリーズを観てきて、大のお気に入りが『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』だということもあり、テディ役に決まり、感激のあまり、10分ほど泣いてしまったという。

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 本作はカンヌ国際映画祭でワールドプレミア上映され、イーサンもカンヌに初参加となった。そのレッドカーペットイベントで、ハリソンは「キー・ホイ・クァンも『インディ・ジョーンズ2』のプレミアのとき、ちょうど今の君みたいに興奮していたけど、今の彼の成功を見てごらんよ」といわれた言葉が忘れられないという。その言葉に思わず「ワオ!」と返したというイーサンは、泣きそうになる気持ちをこらえながら写真撮影に挑んだ。『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』で復活を遂げたキー・ホイ・クァンが、ハリソンと結んだ友情物語は多くの人々に感動を与えたが、その思いはイーサンにもしっかりと伝わったようだ。(取材・文:壬生智裕)

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