ADVERTISEMENT

重度障害者施設で…宮沢りえ主演×石井裕也監督『月』予告編公開

映画『月』より
映画『月』より - (C)2023『月』製作委員会

 実際の障害者殺傷事件をモチーフにした辺見庸の小説に基づく映画『』(10月13日公開)から主演の宮沢りえ、共演のオダギリジョー磯村勇斗二階堂ふみらの迫真の演技を切り取った予告編が公開された。

【動画】宮沢りえ、磯村勇斗が火花散らす予告編

 「自動起床装置」「赤い橋の下のぬるい水」などの辺見庸が、社会が「見て見ぬふり」をしてきた不都合な問題をつまびらかにした同名小説を、『茜色に焼かれる』『愛にイナズマ』などの石井裕也監督が、原作を独自に再構成する本作。

ADVERTISEMENT

 予告編は、元有名作家の主人公・洋子(宮沢りえ)が働く笑顔あふれる重度障害者施設の日々からスタート。40歳を過ぎて子を授かった洋子と、「二人で頑張ろう!」と胸を張る夫の昌平(オダギリジョー)の希望に満ちた姿が映し出されるも、新生活に向けて歩み出すところから一変。施設職員・陽子(二階堂ふみ)の「知ってる? 施設は森の中にあるの。隠されているのよ。本当は誰も現実を見たくないからでしょ」という言葉から不穏な空気が漂い始める。

 洋子が施設で目にした現実は、暴力と虐待にまみれた日々。次第に疲弊していき苛立ちを見せるなか、絵の好きな青年さとくん(磯村勇斗)は「この国の平和のために」とある行動に出る。「無傷で手ぶらで善の側に立とうとするのはずるいです」と言うさとくんと、「私はあなたを絶対に認めない」と彼を否定する洋子。両者の命を巡る戦いが展開し、ラストは洋子の「生きててよかった」の一言で締めくくられている。

 本作は、10月4日から開催される第28回釜山国際映画祭のジソク部門に出品されている。(編集部・石井百合子)

宮沢りえ、磯村勇斗ら迫真の演技!衝撃作『月』予告編 » 動画の詳細
  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア
ADVERTISEMENT

おすすめ映画

ADVERTISEMENT

人気の記事

ADVERTISEMENT

話題の動画

ADVERTISEMENT

最新の映画短評

ADVERTISEMENT