萩原利久の快進撃が止まらない！『ミステリと言う勿れ』現場では「ムードメーカー」

　現在、月9ドラマ「真夏のシンデレラ」（フジテレビ系、毎週月曜夜9時～）が放送中、9月より初冠バラエティ番組「萩原利久のwkwkはぎわランド」（フジテレビ・関東ローカル）がスタートするなど飛ぶ鳥落とす勢いの萩原利久（24）。15日より田村由美の人気漫画を菅田将暉主演で実写化した月9ドラマの映画版『ミステリと言う勿れ』が公開中だ。同じ所属事務所の先輩である菅田との共演も話題だが、本作へのキャスティング理由や撮影のエピソードについて、野崎理プロデューサーが語った（※野崎の「崎」は「たつさき」が正式表記）。

【動画】「美しい彼」の影響は？萩原利久『ミステリと言う勿れ』インタビュー

　2008年から俳優として活動し、お笑い番組「めちゃ×2イケてるッ！」（フジテレビ系）のオカレモンJr.も注目を浴びた萩原。2019年頃からドラマ主演が増え、「鈍色の箱の中で」ではキスシーンが多いことでも話題を呼んだ。ブレイクのきっかけとなったのが、八木勇征（FANTASTICS）とダブル主演を務めたドラマ「美しい彼」シリーズ。高校時代からクラスの“キング”清居奏（八木）を思い続ける内気で“ぼっち”の平良一成がはまり役に。2シーズンにわたって放送され、映画版『劇場版　美しい彼～eternal～』もロングランヒットを記録した。同年2月には1st写真集「R」が刊行され、4月期ドラマ「月読くんの禁断お夜食」（テレビ朝日系）で主演を務め、癒し系の料理男子を好演。18日に最終回を迎える月9ドラマ「真夏のシンデレラ」では、初めての交際に苦悩し続けるツンデレ・エリート、佐々木修役で人気を博した。

　映画『ミステリと言う勿れ』は、累計発行部数1,800万部を突破する人気漫画の通称“広島編”に基づくストーリー。膨大な知識と独自の価値観による持論で登場人物の悩みや難事件までも解いていく大学生・久能整（菅田）が、広島でいわくつきの名家・狩集（かりあつまり）家の遺産相続事件に巻き込まれていく。萩原が演じるのは、狩集家のいとこ4人の遺産相続候補者の1人である波々壁新音（ははかべ・ねお）。初めはよそ者である整に警戒心をあらわにし、当たりも強かったのが、整の独特の人柄や考え方に触れ、少なからずの影響を受けていくこととなる。なお、菅田とはドラマ「3年A組－今から皆さんは、人質です－」（2019）以来の共演となる。

　野崎Pは、本作に萩原を起用した理由について「映画『十二人の死にたい子どもたち』や、ドラマ「3年A組－今から皆さんは、人質です－」など数々の話題作に出演し、今年4月には映画も公開された『美しい彼』シリーズでは主役も演じられ、現在、若手俳優の中でも勢いが止まらない萩原さんに、『美しい彼』で演じられた純朴さとは真逆な形で、ヤンチャな新音というキャラクターを演じて頂くことで、いとこ4人の調和が生まれると思い、ご出演をお願いしました」とコメント。

　菅田のほか、狩集家のいとこを演じる柴咲コウ、町田啓太、原菜乃華、一族の関係者を演じる松下洸平とのシーンが多く、野崎Pは撮影の様子を「ご自身が好きな動物をクイズ（特にダチョウクイズが大盛り上がり）にして共演者に対して出題するなど、撮影の休憩時間のムードメーカーとして、共演者からは弟のように可愛がってもらっている様子を何度も目にしました」と振り返っている。

　萩原は、朝の情報番組「めざましテレビ」9月のマンスリーエンタメプレゼンターを務め、10月22日よりスタートするABCテレビのドラマ「たとえあなたを忘れても」では主演・堀田真由の相手役として、記憶障害のある男性を演じる。（編集部・石井百合子）