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実写映画『沈黙の艦隊』大沢たかお&玉木宏、自衛官50人前にトーク 広島・呉訪問

『沈黙の艦隊』トークイベントに参加した大沢たかおと玉木宏
『沈黙の艦隊』トークイベントに参加した大沢たかおと玉木宏 - (C)かわぐちかいじ / 講談社 (C)2023 Amazon Content Services LLC OR ITS AFFILIATES. All Rights Reserved.

 漫画家・かわぐちかいじの大ヒット漫画を実写化する映画『沈黙の艦隊』(9月29日全国公開)で主人公・海江田四郎を演じる大沢たかおと、深町洋を演じる玉木宏が、広島県の呉市にある海上自衛隊呉史料館(てつのくじら館)で、50名の自衛官を前にトークイベントを行った。

大沢たかお&玉木宏が登壇!『沈黙の艦隊』トークイベント【フォトギャラリー】

 『沈黙の艦隊』は、日米共同で極秘裏に建造された、日本初の原子力潜水艦シーバットをめぐる軍事サスペンス。核を積んだシーバットと共に、乗員を伴って反乱逃亡した艦長・海江田四郎の描いた大胆不敵なシナリオと天才的な操艦技術に日米が翻弄されるなか、海自のディーゼル潜水艦たつなみ艦長・深町洋が海江田を追う。

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 海上自衛隊の協力を得た本作は、てつのくじら館に展示されている潜水艦「あきしお」の非公開エリアでも撮影を実施。本編撮影前、大沢が広島県・江田島にある幹部候補生学校を訪れ、候補生との交流や所作指導を受けて役づくりに生かしたこともあり、この日は大沢と玉木が、海上自衛隊員に向けて、完成の報告と感謝を伝えるべく現地を訪れた。

 2人はまず、海上自衛隊呉地方総監 海将・二川達也氏、第1潜水隊群司令 1等海佐 植田康照氏の案内で展示を見学。潜水艦の歴史や構造などの説明を受け、知識を深めると、あきしお内も見学し、潜水艦の狭さや機能をあらためて体感した。

てつのくじら館内を見学中の大沢たかお(C)かわぐちかいじ / 講談社 (C)2023 Amazon Content Services LLC OR ITS AFFILIATES. All Rights Reserved.

 その後、自衛官が集まる会場でトークイベントを実施。凛々しい姿で2人を待つ自衛官を前に、大沢は「本日ようやく直接ごあいさつに伺えて嬉しく思いますし、楽しみにしておりました。このような場では黄色い声援を頂くことが多いのですが、今日はそれが全くなく、『来る場所を間違えてしまったのかなぁ……』と思いましたが(笑)、皆さんの凛々しい姿を見て納得しました」と感激。玉木も「本日お越し頂いた皆さんの中には原作を読んでいない方はいらっしゃらないですよね(笑)」と、冗談を交えて場の空気を和ませる。

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 「江田島の幹部候補生学校で、みなさんの起床時刻の6時から生活の様子を見学させて頂きました」と振り返った大沢は「何故か途中から僕の制服があって、訓練に参加することになって(笑)。あの場で制服を着てみなさんと敬礼をしたり、時間を共にしたことで、海江田の役づくりの核を掴めた」と感謝。玉木は「今回は横須賀の基地のほうで潜水艦の中に入って、各役割によってどのような所作をするのかという部分を指導頂いて、艦長としての対応などを伺いました」と明かした。

 自衛隊の習慣にならい、撮影現場では毎週金曜日にカレーを食べていたといい「皆さんと同じように自分たちも毎週金曜日にカレーを食べることで気分を味わいながら、役に没頭できることができました」と本作ならではのエピソードも。会場内には、完成披露イベントで本編を鑑賞した自衛官の姿もあり、「最高です!」という力強い回答に、大沢と玉木もどこか安心したように笑みをこぼす。

 さらにこの日は、自衛官からの質問に回答するコーナーも実施。「役づくりへの向き合い方やモットーを教えて頂きたい」という問いに、玉木は「お客様の前に立つ時は日常を感じさせてないほうが良い存在だと思っているので、その部分は気を付けていますし、どんな役でもこなせるように普段からフラットな状態を保てるように意識しています」と回答。

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 大沢は「今回はメリハリが必要だと思っていたので、みんなの前では冷静にあって、控室に戻ったら素に戻るということはやっていました。潜水艦を見学させて頂いた時に艦内がとてもキレイなことに驚いてお話を伺ったら『水の一滴が事故の一滴であり、起こりうることではあるから完璧にしている』とおっしゃっていて。これは自分の生活から変えないと演じることは難しいかなと思い、皆さんが日常的にやっていることを最低限ではありますが撮影の前後は自分も持ち込んで行っていました」と役づくりにかける熱い思いを語り合った。

 最後に大沢は「映画は様々な手法で撮影がされていますが、実際に潜水艦にカメラをつけて撮影するなど、世界に先駆けて行えたことは本当に感謝しております。この作品は僕らの映画というよりも皆さんと一緒に作った作品だと思っております。是非皆さんも制作者のひとりと思って観て頂けるとより楽しんで頂けると思います。本当にありがとうございました」と感謝の気持ちを伝え、イベントを締めくくった。(編集部・入倉功一)

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