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『ミステリと言う勿れ』で輝く歴代月9ヒロイン

映画『ミステリと言う勿れ』より柴咲コウ演じる赤峰ゆら
映画『ミステリと言う勿れ』より柴咲コウ演じる赤峰ゆら - (C)田村由美/小学館 (C)2023 フジテレビジョン 小学館 TopCoat 東宝 FNS27社

 現在、大ヒット上映中の菅田将暉主演による映画『ミステリと言う勿れ』。累計発行部数1,800万部を突破する田村由美の人気漫画を実写化し、2022年1月期のフジテレビ月曜9時枠で放送された大ヒットドラマの映画版となる本作には、かつて社会現象を巻き起こした月9ドラマの3人のヒロインが集結。それぞれ物語の要となるキャラクターを演じており、3人のキャスティングの理由を野崎理プロデューサーが語った。

【画像】一世を風靡した3人の月9ヒロイン

 本シリーズは、菅田演じる天然パーマがトレードマークの大学生・久能整(くのう・ととのう)が、「僕は常々思ってるんですが……」から始まる膨大な知識と独自の価値観による持論を淡々と述べ、人の悩みや事件の謎までも解き明かしていくミステリー。映画版では、原作の中でも登場人物の数が多く、スケールが大きいことで知られるエピソード“通称・広島編”を実写化。美術展に赴くために広島を訪れた整が、代々遺産相続のたびに死者が出るといういわく付きの名家・狩集(かりあつまり)家の遺産相続事件に巻き込まれていく。

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 一人目の月9ヒロインは、「ガリレオ」シリーズの内海薫、「信長協奏曲」(2014)の帰蝶を演じた柴咲コウ。いずれも映画化され、ヒットを記録している。『ミステリと言う勿れ』で演じるのは、狩集家の遺産相続候補者の一人である赤峰ゆら。勝気な性格で、幸という娘がいる。何不自由のない暮らしをしているようにみえるが、女性であるゆえの抑圧に人知れず苦しんでいることが整の視点から浮かび上がっていく。

 野崎Pは柴咲の起用理由について「仕事と育児の葛藤を抱えるゆらという、女性に共感してもらえるキャラクターを演じてもらうと考えたときに真っ先に浮かんだのが、幅広い女性から支持されている柴咲さんでした。『ガリレオ』シリーズの薫役や『Dr.コトー』シリーズの彩佳役を演じられた柴咲さんとは、また違った魅力がこの赤峰ゆらという役柄を通じてお届けできたかと思っております」と話している。

鈴木保奈美演じる汐路の母・ななえ

 二人目は、1990年代に一世を風靡した「東京ラブストーリー」(1991)の赤名リカや、「この世の果て」(1994)のまりあなどを演じた鈴木保奈美。『ミステリと言う勿れ』では、ゆらと同じく相続人の候補である高校生・狩集汐路(原菜乃華)の母・ななえを演じている。8年前に起きた交通事故で夫の弥(滝藤賢一)を亡くした。当時、事故の原因が弥の居眠り運転とされていたが……。

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 野崎Pは「汐路の母親ということで、汐路の抱えている思いや葛藤をうまく包み込める役は、鈴木保奈美さんしかいないと思いました。夫を事故で亡くしながらも、女手一つで娘の汐路を育て上げるという、人としての芯もしっかりありながら、優しく包み込む包容力ある役柄をぜひ鈴木さんに演じて頂きたいと思い、ご出演のご相談をさせて頂きました」とオファーの経緯を語る。

 三人目は、「氷の世界」(1999)の江木塔子、「やまとなでしこ」(2000)の神野桜子などを演じた松嶋菜々子。『ミステリと言う勿れ』での役柄は発表されていないが、野崎Pいわく“通称・広島編”の重要なキーパーソン。「事件の真相解明後の、ある意味、仕上げの大部分を松嶋さんに担って頂きましたが、我々の期待以上の存在感で物語をフィナーレへと導いてくださいました」と賛辞を送っている。

 本作は、9月15日から19日までの公開5日間で観客動員数94万人、興行収入12.9億円を突破。最終興収50億円も視野に入るロケットスタートを切った。(編集部・石井百合子)

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