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犬派の『キングスマン』監督、ついに飼い猫を好きになる

マシュー・ヴォーン監督と猫のチップ - 画像はチップのInstagramのスクリーンショット
マシュー・ヴォーン監督と猫のチップ - 画像はチップのInstagramのスクリーンショット

 『キングスマン』でおなじみのマシュー・ヴォーン監督の新作スパイ映画『アーガイル(原題) / Argylle』で主人公の愛猫を演じているのは、ヴォーン家の飼い猫チップだ。ヴォーン監督がチップへの思いを Vanity Fair に語った。

【動画】猫が可愛い!『アーガイル(原題)』海外版予告編

 本作の主人公は、ベストセラースパイ小説「アーガイル」シリーズの著者で、新作の内容通りのことがたまたま現実でも起こってしまい、“秘密を知る者”として殺人部隊に狙われることになる小説家のエリー・コンウェイ(ブライス・ダラス・ハワード)。エリーは護衛を務める猫アレルギー持ちのスパイ・エイデン(サム・ロックウェル)と共に、世界を駆け巡ることになる。先日公開された海外版予告編では、二人と共に旅する猫のアルフィーも大活躍していた。

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 危険なシーンではCGが使われているものの、それ以外のシーンではアルフィーはヴォーン家の飼い猫チップが演じている。ヴォーン監督は「プロのめちゃくちゃ高い俳優猫を雇っていたんだが、撮影初日にあまりにも使えないことが判明した。それでその猫はクビにしたんだ」「だから家に帰って娘の寝室へ行き、彼女の猫をつかんで『この猫を3か月借りるから』と言った」とチップが出演することになった経緯を明かす。

 「ちょっと“芸術は人生を模倣する”って感じだった。なぜなら映画で猫は、登場人物たちの気を狂わせる。猫と冒険に出るなんて想像できる? だが、僕は毎日クソ猫と共に仕事場へ車で向かい、トレーラーをシェアするという冒険に出た」とヴォーン監督。「撮影初期は猫のことを嫌悪していた。僕は犬派なんだ、マジで。でも撮影が終わる頃には、僕はこの小さな生き物と絆を結んでいた」と撮影を通じてついにわかり合えたといい、「僕たちは友達になった。だから今はチップを愛しているよ」と語っていた。

 ブライス、サムのほか、『マン・オブ・スティール』や『コードネーム U.N.C.L.E.』のヘンリー・カヴィル、『ワイルド・スピード』シリーズのジョン・シナ、UKポップのアイコンである歌手のデュア・リパ、「ブレイキング・バッド」のブライアン・クランストン、『アベンジャーズ』シリーズのサミュエル・L・ジャクソン、『ホーム・アローン』シリーズのキャサリン・オハラ、『キングスマン』のソフィア・ブテラら豪華キャストが集結した同作は、2024年2月2日に全米公開。(編集部・市川遥)

Argylle | Official Trailer » 動画の詳細
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