サイコパス…「大奥」仲間由紀恵の治済に震え上がる視聴者続出

　NHKドラマ「大奥」シーズン2（NHK総合・毎週火曜午後10時～10時45分）の第12回が10日に放送され、仲間由紀恵演じる一橋治済が「サイコパス」「恐ろしすぎる」など震えあがる視聴者が続出した（※一部ネタバレあり）。

【画像】バトル勃発！松平定信、一橋治済ら緊迫のシーン＜第12回場面写真＞

　第12回では、大奥でつまはじきにされていた青沼（村雨辰剛）の蘭学講義が、家治（高田夏帆）の御台・五十宮（趙民和※「民」は「王へんに民」が正式表記）が加わったことにより前進。さらに、本草学者・平賀源内（鈴木杏）の「治す方法ではなく、かかんない方法」を探すべし、との発想から赤面疱瘡撲滅に希望の光がさすこととなった。

～第12回のネタバレを含みます～

　青沼を勇気づけた御台に視聴者が「イイ人すぎる」と涙する中、大奥では赤面疱瘡解明チームを束ねていた田沼意次（松下奈緒）を巡って不穏な動きが続発。その一人が吉宗の孫で保守的な思考の松平定信（安達祐実）。異国との交易にも乗り出そうとする革新的な意次に敵意を剥き出しにし、蘭方医学に真っ向から反対。にらみをきかせ、青筋を立てて怒りを爆発させる安達祐実の熱演が「怖い」「カッコいい！」と注目を浴びたが、輪をかけて恐ろしいのが定信と同じく吉宗の孫である治済。第11話ではわずか1分の登場にも期待の声が寄せられていたが、いよいよ本性をあらわに。

　表向きは、柔らかな笑みで意次を応援しておきながら、密かに定信と意次が対立するように画策。定信が源内に徹底的に論破され、あわや殿中で刀を抜きそうになる一触即発の事態が起きた際、治済は定信に「わかります……あなた様だけではございません」と寄り沿うと、意次に反発する者は他にも大勢いると焚きつけ、さらには源内が実は女性であることも暴露した。

　己の手を一切汚さず涼しい顔で画策を巡らす治済に、SNS上では「鬼がくる」「怖い怖い」「腹黒」「定信ちょろすぎ」と戦慄する声でにぎわい、定信との顔合わせに「危険なコンビ」「恐怖のツーショット」との声も見られた。（編集部・石井百合子）