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松岡茉優、キャリア20年で初めて撮影が「楽しかった」と実感

初めて“水吹き”にも挑戦した松岡茉優(左)
初めて“水吹き”にも挑戦した松岡茉優(左)

 松岡茉優が28日、都内で行われた映画『愛にイナズマ』の公開記念イベントに登壇し、長い女優人生の中で、同作の撮影で初めて「楽しかった」と感じたことを明かした。この日は、窪田正孝池松壮亮若葉竜也佐藤浩市石井裕也監督も来場した。

【動画】松岡茉優&窪田正孝、違和感を楽しむ!『愛にイナズマ』インタビュー

 本作は、『舟を編む』などで知られる石井監督によるオリジナル脚本の作品。念願の映画監督デビューを目前に大切な夢を奪われた折村花子(松岡)は、運命的に出会った舘正夫(窪田)に励まされ、疎遠だった父(佐藤)や兄たち(池松、若葉)の力を借りて理不尽な社会に立ち向かう。

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 松岡は「わたしはクソ真面目なタイプでつまんないところもあるんですけど、試写を観たときに楽しかったなぁと20年やっていて初めて思った作品です」とにっこり。「やったな、わたし! と思ったのは、正夫さんから気まずいことを言われて水を吹くシーン」だそうで、「台本になくて、監督から『吹いてほしい。霧吹きではなくてマーライオンでいってほしい』とおっしゃられたので練習してみました。どうでしたか? わたしの水吹きは」と確認すると、石井監督は「すごかったですよね。一発で決めましたもんね」と称賛。窪田からも「いいアーチかけていました」と褒められた松岡は「初水吹きデビューができたと思います。ありがとうございます」と喜んだ。

 同作は「温かい涙が押し寄せてきた」「後半の展開でいい意味で裏切られた」「熱い映画」などと絶賛されており、松岡もSNSなどを通じて「この映画を観て共感する人がこんなにいっぱいいるんだ」と感じたという。

 一方で、「職場や学校、近所でもっと出会えるんじゃないの? と思うんです。でも魂が震える会話ができる人って多くはない。(なんとなく)合うな……という人はいても、バチンと気持ちがそろって会話ができる人って人生でたくさん出会えることではないのかな……と思って寂しくなったりもしました」と吐露。だからこそ、「この作品を観てくださった方のコメントを読んで、映画があるじゃないか! と思いました」と声を弾ませると、「自分に合う人がいなくても、映画がばっちり自分に合っていれば最高の相棒になって、人生のパートナーになる。だから、映画って自分のことを守って、支えてくれて、『そうなんだよ』と一緒に言ってくれる最高の相棒なのかな……と今回の作品で思いました」と本作によって芽生えた映画に対する思いも熱く語った。(錦怜那)

松岡茉優&窪田正孝、違和感を楽しむ!映画『愛にイナズマ』インタビュー » 動画の詳細
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