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2023年洋画1位は『スーパーマリオ』!BTSのコンサート映画が健闘【洋画興収年間ベストテン】

『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』は Prime Video で見放題配信中
『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』は Prime Video で見放題配信中 - (c)2023 Nintendo and Universal Studios. All Rights Reserved.

 2023年洋画興行収入の上位10作品が文化通信社より発表され、大ヒットゲーム「スーパーマリオ」を任天堂&イルミネーションがアニメーション映画化した『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』が、興収140億2,000万円で1位に輝いた。(集計期間は2022年冬~2023年冬。文中の興収は12月10日時点、一部推定)

【画像】カルト的人気を誇る伝説の実写版『スーパーマリオ』

 今年4月28日に劇場公開された『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』は、初日から3日間で動員127万6,000人、興収18億4,300万円を記録。興行通信社が発表する全国映画動員ランキングで初登場1位を記録し、3週連続でナンバーワンの座をキープした。その後、4週目には一時的に『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』に首位の座を譲ったものの、5週目と6週目は首位に返り咲き。通算で5回、首位の座を獲得している。またベスト10圏内には16週連続でランクインという、ロングランヒットを記録した。ちなみに、洋画邦画を合わせた総合ランキングでは、『THE FIRST SLAM DUNK』(興収157億4,000万円)に次いで2位となる。

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 今年のゴールデンウィークは、同作に加えて『名探偵コナン 黒鉄の魚影(くろがねのサブマリン)』 (最終興収138億3,000万円)、『劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~』(最終興収45億3,000万円)と強力作が目白押しだった。全国47都道府県の興行組合が会員となる全興連が主要興行会社8社に行ったヒアリングによると、今年のゴールデンウィーク(4月29日~5月5日)は、主要興行会社8社の推計で約1,000万人の動員を記録したとのことで、全社が統計のとれる2000年以降では、今年のゴールデンウィークが最も動員が多かった計算になる。来年1月に発表予定の、映画界全体の年間興収がどのような結果になるか、今から注目される。

 2位は、トム・クルーズ主演の大ヒットスパイアクションシリーズ最新作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』(54億3,000万円)。7月21日に初日を迎えた同作は、初日から3日間で動員69万2,000人、興収10億6,500万円を記録。その後、8週連続でベスト10入り。今年は全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)のストライキの影響により、恒例行事だったトムの来日イベントが実現しなかったが、結果として同シリーズの安定した人気を改めて感じさせる結果となった。ちなみに1作目が配給収入36億円(現在の興収で計算すると推定72億円)、2作目が97億円、シリーズ3作目以降はすべての作品が45億円~55億円の間で推移している。

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 特筆すべきは、昨年10月に釜山で開催されたBTSのコンサートの模様を収録した『BTS: Yet To Come in Cinemas』。2月1日から全世界同時公開となった同作は、初日から5日間で興収約6億7,000万円を記録し、初登場4位デビュー。その後、4週連続でベスト10入りし、5週目に一旦圏外となったが、翌週に再浮上し、ふたたびトップ10入り。結果、通算5度のベストテン入りを果たすなど、目立ったチャートアクションがあったわけではないが、長きにわたってジワジワと数字を伸ばし続けた。最終的には、5月31日の終映までに動員100万人、興収25億3,000万円という結果となった。

 配給会社別では、東宝東和・東和ピクチャーズ(『スーパーマリオ』『ミッション:インポッシブル』『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』)が、上位4作品のうち3作品を占めたほか、ディズニーが5本(『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』『リトル・マーメイド』『マイ・エレメント』『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』『ホーンテッドマンション』)と相変わらずの強さを見せた。そのほか、ワーナーが1本(『MEG ザ・モンスターズ2』)、エイベックス・ピクチャーズが1本(『BTS: Yet To Come in Cinemas』)。トップ10作品のうち、アニメが2本、シリーズものの続編が5本という内訳になった。(取材・文:壬生智裕)

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【2023年洋画作品別興収 上位10作品】(最終興収の数字は一部推定)

1:『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』140億2,000万円
2:『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』54億3,000万円
3 :『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』43億1,000万円
4 :『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』38億2,000万円
5 :『リトル・マーメイド』34億円
6 :『マイ・エレメント』26億9,000万円
7 :『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』26億円
8 :『BTS: Yet To Come in Cinemas』25億3,000万円
9 :『ホーンテッドマンション』21億7,000万円
10:『MEG ザ・モンスターズ2』14億6,000万円

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