『アベンジャーズ』トム・ホランドの賞与明細、誤ってトム・ホランダーに送られる

　映画『アベンジャーズ』シリーズにおける俳優トム・ホランド（27）の賞与明細が、誤って俳優トム・ホランダー（56）に送られていたことが明らかになった。ホランダーが米トーク番組「レイト・ナイト・ウィズ・セス・マイヤーズ」に出演して明かした。

【画像】『キングスマン：ファースト・エージェント』では一人三役だったトム・ホランダー

　『プライドと偏見』や『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ、『アバウト・タイム　～愛おしい時間について～』『ボヘミアン・ラプソディ』『キングスマン：ファースト・エージェント』など数々の作品に出演してきたホランダーだが、名前が似ているトム・ホランドによく間違われるのだそう。

　「困難な状況だよ。僕の方が先にここ（芸能界）にいたのに。だが、彼はものすごく有名だ」とぽつりと語って笑わせたホランダーは、「見た目で間違われることはないけれど、名前だけだとしょっちゅう間違われている。何かで名前を聞かれて答えたら、必ず『トム・ホランド？』と確認される。みんなそっちの名前を聞き慣れているから。だから『いいえ。トム・ホラン“ダー”です』と言わなければならない」と打ち明ける。「子供たちがあなたに会えると大興奮しているんです！」と誰かの子供に紹介される時も、子供たちが期待していたのは実はトム・ホランドであり、対面してしばしばがっかりされていると続ける。

　さらには、タレントエージェンシーの経理部から誤ってトム・ホランド宛ての賞与明細が届いたことも。「僕たちは短期間、同じエイジェンシーだったんだ。ひどい瞬間だった。イングランドで友人がやっている舞台を観に行き、僕は客席でにんまり笑っていた。BBCの作品をやって3万ポンド（約540万円・1ポンド180円計算）稼いだところだったから。これで次の年もやっていける、みたいな。『これは素晴らしい、絶好調だぞ！』と。そしてインターバルの時にメールをチェックしていたら、『支払い通知：最初のアベンジャーズ興収ボーナス』というのが届いていた」

　「『……僕はアベンジャーズには出ていないと思う』と思ったわけだけど、それはものすごい額だった。そして、それは彼の“給料”じゃないんだ。彼の“最初の興収ボーナス”。全ての興収ボーナスでもなく、“最初の”だ。僕が今まで見た中で一番の額だった。数百万ポンド（数億～十数億円）だよ。彼は20歳そこらだった。だからそれまでの僕のうぬぼれたにんまり顔は、すぐに消え失せた。だけどそれがショービジネスさ」と明かして会場を沸かせた。（編集部・市川遥）