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「光る君へ」直秀は何者?毎熊克哉、謎に包まれたオリジナルキャラを語る

毎熊克哉演じる直秀
毎熊克哉演じる直秀 - (C)NHK

 吉高由里子が紫式部(まひろ)役で主演を務める大河ドラマ「光る君へ」(NHK総合・日曜午後8時~ほか)で、「いったい何者なのか」と注目を浴びる神出鬼没のオリジナルキャラクター・直秀。散楽の一員である一方、まひろと藤原道長(柄本佑)の仲を取り持つキューピッドのような役割も担っているが、なぜ直秀はまひろと道長にかかわるのか。放送後に公式Xで公開されたキャストインタビュー動画「君かたり」の中で、毎熊克哉が謎に包まれたこのキャラクターについて語った。

【画像】初大河では裏切り者の大岡弥四郎役

 毎熊演じる直秀は、公式サイトのキャラクター紹介によると「町辻で風刺劇を披露する散楽の一員。当時の政治や社会の矛盾をおもしろおかしく批判する。その自由な言動に、まひろ(紫式部)と藤原道長は影響を受ける。一方で、本性のわからない謎めいた男でもある」とある。散楽の劇では道長の一族もネタにしているが、道長は気を悪くすることなくむしろ興味津々。まひろ、道長が互いに惹かれ合っていることを知る唯一の人物でもあり、身分違いの恋の先行きを心配しながらも見守っているような節がある。夜になるとまひろの屋敷に現れ、フクロウの鳴きまねなどの合図を送って屋根の上から交信を試みたりと神出鬼没で、SNSでは彼の正体を巡って「間者なのか?」と予想の声が多く上がっている。

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 4日放送・第5回「告白」ではまひろが道長に衝撃的な告白をする展開となり、その際にも直秀が2人の逢引きを手配した。毎熊は、謎めいた直秀について「世の中を俯瞰で見ている人物」と指摘する。

 「直秀とその仲間たち同族のメンバーはこの時代のヒエラルキーの最下層というか名字もないですし、そういった集まりなんですけれども、結構世の中というのを俯瞰でみている人物なのかなと思っています。この作品の中でもちょっと違った視点からものを見ているという役割でもあったりすると思うので、ちょっと他のキャラとは違って渦中ではないというかそこが面白いところだと思っています」

 直秀が貴族を嫌悪しながらも、まひろと道長の力になる理由については「すごく単純なことで言うと2人のことを好きなんだと思う」と解釈。「でも直秀というキャラクターは世の中を俯瞰で見ていたり観察力のある人間だと思っているんですけどその分好き嫌いというのが結構激しい人なんじゃないかなというふうに思っていまして、その中でも好きだからという単純な言葉になってしまうかもしれないですけどなぜ好きなのかというのはちょっとこれからやっていきながらなんですけど、そういう身分の違う2人が何か思いを通わせていたりだとか、そういうことに対して『うまくいったらおもしろいのに』と思っている部分もあるんじゃないかなとか、でもこう接していくうちになんかちょっと情が移ってしまったりだとか自分の定めというのは明らかにその2人とはまた全然違うものなので密に関わるってことではないんですけど、やっぱり気持ちを持ってお互いが人間同士がつながっていくということはすごく純粋な出来事であって、それはやっぱり直秀にとってもなんか大切なことなんじゃないかなというふうに思っています」と話す。

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 また、「直秀だったり盗賊の面々というのはもしかしたら親がいないかもしれないし、親の顔も知らなくて生きてきたような人からするとちょっと鼻で笑っておもしろく何か劇としてやろうっていう気持ちもありながらどこかでうらやましかったりとかそういうのがあるから2人を助けたりだとか、なんかそういう行動に出るのかなって思います」と現段階では描かれていない直秀の背景にも思いを巡らせている。

 第5回では、壁を一蹴りしてその勢いで道長の馬に同乗するという離れ業も注目を浴びた直秀。演じる毎熊にとって、大河ドラマへの出演は2度目。初大河の「どうする家康」では徳川家康(松本潤)の嫡男・信康(細田佳央太)の補佐と見せかけて裏切り者だった岡崎城奉行・大岡弥四郎役でゲスト出演。強烈な存在感を放っていた。(編集部・石井百合子)

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