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「相棒」右京は問題児だった!小学生時代の過去が明らかに【ネタバレあり】

まさかの前後編! - 「相棒season22」第17話より
まさかの前後編! - 「相棒season22」第17話より - (c)テレビ朝日・東映

 ドラマ「相棒season22」(テレビ朝日系)の第17話「インビジブル」が、21日に放送された。次期市長候補などを狙った連続爆弾事件が発生。しかも、差出人には杉下右京(水谷豊)の名前が書かれていた。亀山薫(寺脇康文)と事件捜査に乗り出した右京だったが、怪しい人物と怪しい出来事がいくつも描かれ、事件の真相は次週に持ち越し。SNS上では「めっちゃいいところで終わってしまった!」「来週に続くんかーい」と驚きの声と共に、「あの人があやしい」「こういう展開かも?」と考察で盛り上がっている。さらに、右京の過去、薫と伊丹憲一(川原和久)の小競り合いといった小ネタも話題になった。(以下、内容に触れています)

“IQ150”の天才少年、まさかの正体…【画像】

 五期連続で市長を務め、次期都知事の最有力候補と目される山田征志郎(升毅)の自宅に爆弾が届けられた。火災が発生するも、市長は仕事中、妻と家政婦は逃げて怪我人はいなかった。荷物の差出人は、「杉下右京」と「INVISIBLE=透明人間」。自身が否応なく事件に関わるように仕向けられていると感じた右京は、薫と共に捜査を開始する。

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 征志郎は革新系で実績を残している市長で、幾度も殺害予告を受けてきていたが、どれもいたずらで、私怨で恨まれる覚えは全くないと断言した。息子の城北中央署長の山田正義(金井浩人)はキャリア組で、聞き込みをする特命係を「警視庁の鼻つまみ者」と揶揄するも、征志郎にたしなめられる。

(c)テレビ朝日・東映

 警備会社に勤める牧野文雄(山形匠)の家が同じ爆弾で爆破され、牧野は重傷を負った。彼の前職は城北中央署の警察官で、警備会社への再就職は副署長・那須野(永倉大輔)の紹介だったため、どうやら何か因縁があるようだ。しかも牧野には、誰かに恨まれている覚えもある……? 配達人は本城卓(吉田日向)と名乗る若い男だったが、正体はつかめなかった。

 右京が街中で何度か視線を感じる中、チェスのライバルの少年・山田(中川翼)に声をかけられた。彼は、17年連続で右京が優勝しているチェスの大会で、その座を脅かすIQ150の天才少年だ。「警視庁のシャーロック・ホームズ」という右京の異名まで覚えていた彼は、「必ずリベンジさせてください。近いうちに」と言って立ち去った。

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 「(杉下には)借りがあるから」「明日、すべてが終わる」と意味深な言葉を本城に告げる山田。実は山田と本城は結託して、爆弾事件を起こしていた。さらに本城は城北中央署に紛れ込み、トイレに爆弾を仕掛ける。そこに訪れた右京と薫の姿を遠目に見た山田は「さすが杉下さん、ゲームを盛り上げてくれる」とほくそえみ、犯人「INVISIBLE」と名乗って「いまから自首する」とネットに書き込んだ。生配信をしながら城北中央署に乗り込み、確保される山田。彼の顔を見て驚く右京の「山田くん、君は……」という言葉に、山田は不敵な笑みを浮かべた。

(c)テレビ朝日・東映

 事件の筋道はさっぱり見えないが、小学生時代の右京の様子は冒頭で明らかになった。チェスを始めたのは、小学校に入りたての頃で、当時、成績はトップだったが問題児だったという。「僕はそんなつもりはなかったんですがねえ……」と右京。協調性に欠け、集団行動ができないそうで、「大人のほうが話は合いましたね」「(友達は)いましたよ。本にチェス、音楽、落語、ほかにもたっくさん」と自ら語っている。ちなみに、薫も体育の成績はいつもトップだったそうで、さすが野球で大学に入っただけのことはある。

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 また、ファンに人気の薫と捜査一課の伊丹の絡みがいくつかあった。内村刑事部長(片桐竜次)に呼び出しを食らった右京に、「警部殿、また何かやらかしたんですか?」と嫌味ったらしく言った伊丹に、舌打ちする薫と舌打ちでかえす伊丹。また、捜査に関わるなという部長の厳命をいとも簡単に破る特命係に、「部長に言いつけてやるからな」と伊丹が言えば、「小学生か」と薫が返す。さらにその翌日にも「こら、亀! 昨日は武士の情けで見逃してやったが、今度こそ部長にチクってやる」と絡む伊丹に、「だから小学生かっての」と薫が同じ返しを繰り返す、まるで漫才のような応酬があった。「この2人にはずっと小学生みたいなやりとりしててほしい」「永遠に見ていたい」「メンタル小学生な2人」と、いい大人な小学生コンビにSNSはほっこりしていた。

 次回予告には、「右京対天才爆弾魔」「究極の知能戦」「迫るタイムリミット」といったテロップが踊り、「これはゲームなんかじゃありません!」という右京の鋭い言葉が流れていた。散らばった駒がどんなふうに並び替えられ、つながり、全貌が見えるのか。事件の真相とは? 次週を楽しみに待とう。(文・早川あゆみ)

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