コリン・ファレル、障害のある21歳の息子を施設に入れると決める

二人の息子を持つシングルファーザーである俳優のコリン・ファレル(48)が、アンジェルマン症候群の21歳の息子ジェームズを長期の障害者施設に入れることを決めたとCandis誌に語った。
アンジェルマン症候群は珍しい神経遺伝疾患で、重い知的障害、発達障害、発語障害などを引き起こし、尖ったあご、大きな口といった風貌の特徴がある。平均寿命は健常者とほぼ変わらないが、生涯を通して支援が必要とされる。昨年コリンは、子供が21歳になると、特別な支援が必要な子供を持つ家族に提供される手頃な価格のプログラムの対象外となってしまうことをPeople.comに明かしていた。
そして今回「難しい決断だ。『わが子は自分で世話したい』という親たちもいるだろう。それは尊重する」と切り出したコリンは、「だが、僕にとっての恐怖は、もし明日僕が心臓発作を起こして死んだら、そしてジェームズの母であるキム(・ボルデナーヴ)も自動車事故とかで死んでしまったら、ジェームズはどうなるんだろうということなんだ。どこへ送られることになるんだろう? そうなったら僕たちはどうすることもできない」と苦悩した末、長期の障害者施設に入れるのが息子にとってベストなのではないかという結論に達したと打ち明けた。
コリンはさらに、「僕たちがまだ生きていて健康な今、彼が行けるところで、僕たちが気に入る施設を見つけたい。僕たちが彼を訪ねて行けて、時々、外に連れ出せるような。彼には、充実した幸せな人生が送れて、つながりを感じられるような場所を見つけてほしいと思っている」と続けた。
コリンは、元恋人で女優のアリシア・バックレーダとの間に生まれた15歳の息子ヘンリーの父でもある。(朝倉健人)


