スティッチ声優・山寺宏一、 実写版も続投で安堵「ゲットできて嬉しいです！」

　人気声優の山寺宏一が8日、赤坂・日枝神社で行われたディズニーのアニメシリーズを実写映画化した『リロ＆スティッチ』（6月6日公開）大ヒット祈願イベントに、子役の永尾柚乃（リロ役）、ME:I（ミーアイ）のMOMONA（ナニ役）と共に出席した。山寺はアニメ版を含めて20年以上にわたってスティッチとの付きあいになるが「今回はどうかなと思っていたんです」と不安だったことを明かしていた。

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　ディズニーアニメーションとして人気を博した『リロ＆スティッチ』を実写映画化した本作。両親を亡くした少女リロと姉のナニは、唯一の家族なのに離れ離れの危機に。 そんな姉妹の前に現れたのは、愛を知らない暴れん坊のエイリアン、スティッチ。彼らの奇跡の出会いと、家族の大切な絆を描く、感動のハートフルファンタジーだ。

　実写版でもスティッチの日本語吹替え声優を務めた山寺は「アニメ版で最初出会ってから20年以上が経っているんですよね」としみじみ語ると「最近、スティッチの声を演じられる声優が増えてきて、僕の前で結構やるんですよ。だから今回どうかなと思っていた」と実写版のオファーが来るか心配だったことを明かす。

　司会者から「スティッチは山寺さん以外考えられないです」と言われると、山寺は「そうですか」と照れくさそうに語り「よくぞ実写化してくれました。この役をゲットできて嬉しいです」と笑顔を見せていた。

　オーディションでリロ役を得た永尾は、山寺からサプライズで合格の知らせを聞いたときは涙を見せていた。この日は満面の笑みを浮かべ「『リロ＆スティッチ』は大好きで観ていた作品だったので、リロ役のお声を演じられるのが信じられなかった。めっちゃ嬉しかったです。心をしっかり入れて頑張りました」と喜びを明かしていた。

　山寺はスティッチの魅力について「もともとスティッチは破壊のために作られたエイリアンの試作品なんです。破壊の本能しか持ち合わせていないなか、リロやナニと出会って変わっていく姿が何とも言えなくいい」と語ると、これまで数々のディズニー作品のキャラクターに命を吹き込んできた山寺をして「ピュア度ナンバー1じゃないですかね」と太鼓判を押していた。（磯部正和）