コッポラ監督『地獄の黙示録 ファイナル・カット』IMAXで再上映決定

フランシス・フォード・コッポラ監督の最新作『メガロポリス』が6月20日に公開されることを記念して、コッポラ監督が自身の代表作を再編集した映画『地獄の黙示録 ファイナル・カット』が、6月13日より全国IMAX(R)にて期間限定で再上映されることが決まった。
【動画】ベトナム戦争の闇を描いた大作『地獄の黙示録 ファイナル・カット』予告
『地獄の黙示録』(1979)は、ベトナム戦争下、カンボジア奥地に自分の王国を築いた元グリーンベレー隊長・カーツ大佐暗殺の特命を受けたウィラード大尉が、部下との船旅で遭遇する体験をCGを使わずに壮大なスケールで描いた戦争大作。作家ジョセフ・コンラッドの小説「闇の奥」を原案に、ジョン・ミリアスが脚本を担当。カーツ大佐役のマーロン・ブランド、キルゴア中佐役のロバート・デュヴァル、ウィラード大尉役のマーティン・シーンをはじめ、ローレンス・フィッシュバーン、ハリソン・フォード、デニス・ホッパーなど豪華キャストの出演でも知られる。
この度再上映される『地獄の黙示録 ファイナル・カット』(2019)は、『地獄の黙示録』の製作40周年を記念してコッポラ監督自らが再編集し、新たなデジタル修復を施した最終版。映像は撮影時のオリジナル・ネガフィルムを使用し、音声は劇場公開版のプリントマスターが使われている。いずれも独自のIMAX(R) DMR(Digital Media Remastering)技術でデジタルリマスターされ、細部までくっきりと映し出される明るくクリアな映像と、迫力あるサウンドが体感できる。(加賀美光希)