トム・クルーズ×『レヴェナント』監督の新作は「壊滅的な規模の残酷なコメディー」

『レヴェナント:蘇えりし者』や『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』のオスカー監督アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥが、トム・クルーズを主演に迎えたタイトル未定の新作映画は「壊滅的な規模のワイルドなコメディー」になっているとDeadlineに明かした。
新作にはトムの代名詞といえる超絶スタントはなく、キャラクター主導の物語となっているとのこと。トムの演技力を高く評価しているイニャリトゥ監督は、彼こそそんな作品を率いるのに適任だったと語る。
「本作は、壊滅的な規模のワイルドなコメディーだ。狂っているよ。彼は毎日僕を笑わせてくれた。トムと働くことで発見した彼の演技の幅は、類を見ないもの。ものすごく感銘を受けたし、満足した。彼はすべてをささげてくれる。ものすごい情熱を持っている」
イニャリトゥ監督はイギリスのパインウッド・スタジオで撮影を終えたばかりのこの新作について、「残酷なコメディー。人間の本質についてのワイルドなコメディー。恐ろしくて、おかしくて、美しい」と説明し、来週から編集作業に入ることも明かした。
本作のあらすじに関してはすでに、“世界で最も力のある男が、彼が解き放った大惨事が全てを破壊する前に、自身が人類の救世主であることを証明するための必死のミッションに乗り出すことになる”と紹介されている。『レヴェナント』ではレオナルド・ディカプリオに悲願のオスカーをもたらしたイニャリトゥ監督の下、トムが見せる新たな一面に期待が高まる。
その他の出演は『関心領域』『落下の解剖学』のザンドラ・ヒュラー、『シビル・ウォー アメリカ最後の日』のジェシー・プレモンス、『サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~』のリズ・アーメッドなど。2026年10月2日に全米公開。(編集部・市川遥)


