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『スーパーマン』ジェームズ・ガン監督、マーベルからDC移籍「罪悪感は全くなかった」

『スーパーマン』撮影現場でのジェームズ・ガン監督&主演のデヴィッド・コレンスウェット
『スーパーマン』撮影現場でのジェームズ・ガン監督&主演のデヴィッド・コレンスウェット - (C) & TM DC (C) 2025 WBEI

 2022年にDCスタジオの共同CEOに就任し、新作映画『スーパーマン』(全国公開中)で新DCユニバースを本格始動させたジェームズ・ガン監督。ディズニー/マーベル・スタジオ製作の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズを手がけていたガン監督がライバル企業に移籍したことは、当時世界中のファンに衝撃を与えたが、ガン監督自身は「罪悪感は全くなかった」という。本人がポッドキャスト番組「Armchair Expert with Dax Shepard」で明かした。

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 ガン監督がDCに移ることになったきっかけは、2021年の出来事。ガン監督が過去にXに投稿した過激なジョークが掘り起こされ、ディズニーが一時的に彼を解雇したこと。その後、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』(2023)を手がけるために復帰したが、その間にDCとタッグを組んで、映画『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』(2021)を発表している。

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 DCからの接触を振り返ったガン監督は、「当時ワーナーの会長だったトビー・エメリッヒがやってきて、『ジェームズ・ガン版スーパーマンはどうだ?』と言ったんだ。私は『どうかなあ……』と返すと、今度は『じゃあスーサイド・スクワッドは?』と提案してきた。そこからアイデアを出して、プレゼンしたら『やろう!』ってなったんだ」と最初に『スーパーマン』の話を持ちかけられていたと告白。さらに驚くことに、当時ガン監督を呼び戻そうと奔走していたマーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギは、ガン監督に『スーパーマン』のオファーが届くことを予測していたのだ。

 「私はケヴィンの家に行った。彼の地下室は『スター・ウォーズ』のフィギュアがずらりと並ぶ博物館みたいな部屋で、彼は『素晴らしいよね』と言った。私は『確かにそうだね。でも、まずは別のことをやらなければ……』と返した。今思い出したのだが、ケヴィンはその時『スーパーマンをやるのか?』と続けたんだ」

 マーベルを離れ、DCに移籍したことにジレンマはあったのかと問われたガン監督は、「全くない。だって(ディズニーに)解雇されたから」とキッパリ。「確かに、あそこ(ディズニー)で気にくわない相手は何人かいたが、それはマーベル関係者ではなかった。彼らはずっと私を支えてくれた。(マーベル・スタジオ重役の)ルイス・デスポジートは何度も電話をくれた。ルーもケヴィンもいい人だ。だから、彼らには何のわだかまりもない。罪悪感なんて全くなかった。私は仕事を受けただけだ! 好きな人たちと一緒にできる仕事を選んだ、それだけのことさ」と移籍後もマーベルとの関係は良好であることを明かしている。(編集部・倉本拓弥)

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