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『ファンタスティック4』頼れるロボット・ハービー、16週間かけて製作 撮影時は5人体制で操作

ファンタスティック4:ファースト・ステップ』に登場する高性能ロボ・ハービー
ファンタスティック4:ファースト・ステップ』に登場する高性能ロボ・ハービー - (c) 2025 20th Century Studios / (C) and TM 2025 MARVEL.

 マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)最新作『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』(全国公開中)で活躍するのは、特殊能力を得た4人のヒーローだけではない。頼れる高性能ロボット・ハービー(H.E.R.B.I.E.)も、彼らを献身的にサポートする。SFXとVFXの組み合わせで誕生したハービーは、16週間かけて製作された。

【画像】可愛すぎる!実際に製作されたロボット・ハービー

 ファンタスティック4を率いるリード・リチャーズ(ペドロ・パスカル)によって組み立てられたハービーは、彼の研究をサポートしたり、キッチンではベン・グリム(エボン・モス=バクラック)の相棒シェフとして大活躍する。H.E.R.B.I.E.は「Humanoid Experimental Robot B-Type Integrated Electronics」(ヒューマノイド実験用ロボットBタイプ・集積エレクトロニクス)の略称である。

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 ハービーは高さ970ミリメートル(38インチ)、重量は41.5キログラム(91.5ポンド)。指、肘、肩、頭部などが可動する。撮影では、5人のオペレーターチームによって操作され、頭、目/口、 腕、グリップ、駆動/傾きと役割分担されていたという。

研究だけではなく、料理もサポート - (c) 2025 20th Century Studios / (C) and TM 2025 MARVEL.

 SFX監督のアリスター・ウィリアムズ率いるチームは、原作コミックに忠実でありながら、ロボットの動きや表情を自由に表現。ウィリアムズは公式インタビューで、「感情表現と動作の幅を幅広く探求した結果、ハービーのキャラクターは複数の要素の組み合わせから成り立っていることに気づいた。腕が動かなければ、彼のキャラクターの一部が失われてしまう。頭が傾かなかったり、目が回らなかったり、小さな口の部分が動かなかったりすると、何かが失われてしまう。彼は本当に、その部品の総和なのだ」と製作を振り返っている。

 ハービーは、現地時間21日に行われたワールドプレミアにも登場し、愛らしいルックスと仕草でキャストやファンを虜にした。リードたちのように特殊能力を使わずとも、あらゆるタスクを忠実にこなす健気な姿に、惚れこむ観客も多いはず。規格外の強敵・ギャラクタスの脅威が迫る中、諦めずにリードたちをサポートするハービーは、立派なファンタスティック4の一員だ。(編集部・倉本拓弥)

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