ADVERTISEMENT

鈴鹿央士「これが芸能界か…」 避けてきた歌唱に挑戦、シシド・カフカが絶賛

鈴鹿央士
鈴鹿央士

 俳優の鈴鹿央士が15日、都内で行われた映画『ChaO』(公開中)の初日舞台あいさつに登壇。本作で人魚に求婚される主人公の声を務めた鈴鹿が、収録中に「これが芸能界か……」と落胆した出来事があったことを明かして笑いを誘った。

【画像】まるで海の中!舞台挨拶の様子

 本作は『鉄コン筋クリート』『漁港の肉子ちゃん』などのSTUDIO4℃がアニメーション制作を手掛け、人間と人魚の恋を手描きで描いたアニメーション作品。人間と人魚が共存する未来で、船舶をつくる会社で働くサラリーマンのステファン(声:鈴鹿)と、人魚の王国に暮らす姫チャオ(声:山田杏奈)の恋を描く。イベントにはボイスキャストの山田杏奈、梅原裕一郎シシド・カフカ太田駿静OCTPATH)、青木康浩監督も登壇した。
 
 鈴鹿は、本作で歌唱シーンがあったことを回顧。「飛行艇というんですか、チャオとステファンのデートのシーンの時、音楽が流れてきて、僕が歌を歌っているんですけど、実は自分の人生の中で、これまでずっと歌を歌うことを避けてきたんです」と当初、歌唱に戸惑いがあったことを吐露。

ADVERTISEMENT

 歌を避けた理由については「母親に小さい頃、歌を歌うなと言われて育ったせいなんです」と言い、「マネージャーに歌うシーンがあるよって言われて、『あ、そうですか……』って。間奏なしで40秒くらいと聞いたので、ボイトレ(ボイストレーニング)の先生のところに行って、その部分の練習をしたんです。でも、その後収録で40秒録って『よし、終わった』と思っていたら、監督に『フルでもお願いします』と言われて。『これが芸能界か……』って思いました」と苦笑いで収録を振り返る。

 鈴鹿は「全く練習していない2番、3番も歌って、自分的には『お母さん、助けて』っていう心境でした。映画だと40秒ですが、サントラだとフルで入っていて、気が向いたら皆さんも聴いてください」と話した。

 母親にはまだ歌唱シーンがあることは伝えていないそうで「東京で芸能界に入って僕が歌っていると聞いたら、どう思うんでしょうね」とため息。その鈴鹿の歌唱について、ミュージシャン、女優のシシドに質問があがると、シシドは「歌うなって言われているのがわからないくらい素晴らしかった」と絶賛していた。(取材・文:名鹿祥史)

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア
ADVERTISEMENT