アリ・アスター最新作『エディントンへようこそ』日本公開決定！ホアキン・フェニックス、エマ・ストーンら豪華共演
『へレディタリー／継承』『ミッドサマー』で知られるアリ・アスター監督の最新作『Eddington』（原題）が、『エディントンへようこそ』の邦題で12月12日に日本公開されることが決定した。製作はA24が担当し、主演は『ボーはおそれている』でもアスター監督とタッグを組んだホアキン・フェニックスが務める。さらに、共演にはペドロ・パスカル、エマ・ストーン、オースティン・バトラーという豪華キャストが名を連ねる。
物語の舞台は、2020年のニューメキシコ州にある小さな町、エディントン。コロナ禍でロックダウンされた町では、住民たちの不満と不安が爆発寸前だった。保安官のジョー（ホアキン）は、IT企業誘致を掲げる市長テッド（ペドロ）と対立し、市長選に立候補する。この選挙戦の火種は周囲に広がり、SNSはフェイクニュースや憎悪で大炎上することに。同じ頃、ジョーの妻ルイーズ（エマ）は、過激な動画配信者（オースティン）の扇動動画にのめり込み、陰謀論にハマっていく。エディントンの選挙戦は、疑いと憤怒が渦巻き、暴力が真実を覆い尽くす破滅へと進んでいく。
本作での撮影について、ホアキンは「今まででいちばん、ヤバい撮影だった」と振り返り、ペドロは「良い意味で危険を感じていた」と明かした。また作品についてエマは「張り詰めたものが一気に爆発して誰も予想できない」と語り、オースティンは「ジェットコースターに乗った気分」とコメントしている。
公開されたティザービジュアルは、炎上スリラーを象徴するように、カウボーイハットから炎が上がっているもの。しかし、そのハットはアルミホイルで包まれており、見るものを混乱させる意味深なデザインとなっている。（加賀美光希）