『ザ・バットマン2』新悪役は映画化されたことがないキャラクターに

DC映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』の続編を準備中のマット・リーヴス監督が、同作で新たに登場する悪役について「映画化されたことがないキャラクターである」と、ジョシュ・ホロウィッツがホストを務めるポッドキャスト番組「Happy Sad Confused」に明かした。
ロバート・パティンソンが若きバットマン/ブルース・ウェインを演じた前作は、ゴッサムシティで連続殺人事件を仕掛けた知能犯リドラー(ポール・ダノ)がメインヴィランとして描かれ、コリン・ファレルふんするペンギンのほか、未公開シーンでは新ジョーカー(バリー・コーガン)も登場している。歴代バットマン映画ではこのほか、ベイン、Mr.フリーズ、トゥーフェイス、スケアクロウなどコミックの名だたるヴィランを映像化してきた。
リーヴス監督は、具体的なキャラクター名を明かさなかったものの「映画で描かれたことがない存在です」と予告。悪役選びは続編のストーリーテリングにおいて重要な要素だと強調しており、「他の映画では、(バットマンの)オリジンストーリーを描き終えると、すぐにローグ・ギャラリー(悪役たち)のストーリーアークを描いていきます。私たちの場合は、完全に(バットマンの)オリジンを描いたわけではなく、その一端に触れたに過ぎません。物語の中心から(パティンソン)が外れてしまうことは避けたかった」とブルース・ウェインという人物により重点を置いた物語になることも示唆している。
続編の脚本はすでにパティンソンの元にも届いており、暗証コード付きのポーチで保管されるほどの徹底ぶりだ。そこまで厳重に管理されている理由について、リーヴス監督は「徹底した探偵物語だからです。だからこそ、映画の秘密を守ることは極めて重要なのです。ミステリー作品である以上、核心部分が漏洩したら、観客にとっても辛いことになりますから」と事前情報なしで観る楽しみが損なわれないための措置だと明かしている。
『THE BATMAN-ザ・バットマン-』は2027年10月1日全米公開。撮影は、来年春からを予定している。(編集部・倉本拓弥)


