『白蛇伝』10月18日に無料上映！声優・並木のり子のトーク＆クイズ大会も実施

　毎月第3金曜日に、豊島区南池袋のアニメ東京ステーションで実施している「いっしょにアニメ鑑賞会」の特別プログラムとして、日本初のオールカラー長編劇場用アニメーション映画『白蛇伝』が10月18日に上映される。3回の上映となり、うち2回は声優・並木のり子のトーク＆クイズ大会も行われる。

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　1958年に公開された『白蛇伝』は、中国に古くから伝わる、白ヘビの化身である白娘（パイニャン）と、その恋人・許仙（シュウセン）の民話に基づくストーリー。青魚の精・少青（シャオチン）や、許仙の仲良しパンダと猫熊ミミィ、白娘と許仙の仲を裂こうとする高僧法海らが登場し、美しい音楽と豊かな色彩で描かれる。映画に登場するすべてのキャラクターを、俳優の森繁久彌と歌手の宮城まり子が演じ分けるかたちで担当している。

　同作は、芸術祭団体奨励賞、ブルーリボン特別賞、毎日映画コンクール特別賞などに輝き、ベネチア国際児童映画祭児童部門特別賞、ベルリン市民文化賞、メキシコ政府名誉賞受賞など海外でも高い評価を得て、香港、台湾やアメリカ、ブラジルなどでも公開。2017年には、日本アニメ生誕100年記念プロジェクト「アニメNEXT_100」が推進して、本作が公開された10月22日が「アニメの日」として正式登録され、2019年の第72回カンヌ国際映画祭のカンヌ・クラシック部門でも上映された。

　アニメ東京ステーションは、東京都と一般社団法人日本動画協会が運営し「ANIME をもっとおもしろく、ANIME をずっと未来へ」をモットーに日本のアニメの魅力を世界に向けて発信する施設。上映は（1）12:00～13:30、（2）14:30～16:15、（3）17:00～18:45の3回。（2）（3）は並木のり子のトーク＆クイズ大会も行われる。参加人数は各回30名程度、参加費無料（入退場自由）。会場は、アニメ東京ステーション1階インタラクティブビジョン前（東京都豊島区南池袋2-25-5　藤久ビル東5号館）。詳細は公式サイト（https://animetokyo.jp/archives/events/events42/）で確認。

　なお、10月1日には『かくりよの宿飯』と『SAMURAI 7』が上映される。（石川友里恵）