AIスタン・リー、海外コミコンに登場へ ホログラムで対話&写真撮影が可能

2018年に死去したアメコミ界の巨匠スタン・リーさんが、ポップカルチャーの祭典・コミコンに帰ってくる。アメリカ・ロサンゼルスで現地時間9月26日に開幕する「LAコミコン」に、AIホログラムで復活したスタンさんと会話ができる没入型ブース「スタン・リー・エクスペリエンス」が登場することが明らかになった。
ブース入場には、コミコンの目玉であるサイン会&撮影会と同様に有料チケット(15~20ドル)が必要となる。購入者は、ホログラムのAIスタンさんと記念写真が撮れるほか、3分間だけ1対1の会話ができる。プログラム責任者のボブ・サバーニによれば、スタンさんの数十年に及ぶアーカイブ映像によって、本人の発言内容などを忠実に再現することが可能だといい「生前、彼が語っていなかったことを勝手に言わせるようなことは絶対にしません」と宣言している。
スタンさんはアベンジャーズ、X-MEN、スパイダーマンなどの人気ヒーローを数多く世に放ち、自らも映画にカメオ出演するなど、生涯をアメコミに捧げたレジェンド。マーベル・スタジオは2022年、スタン・リー・ユニバースと肖像権に関する新たなライセンス契約を結び、2042年まで映画・テレビ・テーマーパーク等で本人の名前と肖像を使うことが可能になった。(編集部・倉本拓弥)


