ロビン・ウィリアムズさんのAI動画「送ってこないで」娘ゼルダさん発信「気持ち悪い」

2014年に亡くなったロビン・ウィリアムズさんの娘で、俳優・映画監督のゼルダ・ウィリアムズさんが、AIによって生成された父親の動画を送らないでほしいとInstagramで訴えた。Varietyなど各メディアが報じている。
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ゼルダさんは現地時間6日、Instagramのストーリーズに「どうか私に父のAI動画を送るのをやめてください。私がそれを見たがっているとか、理解していると思わないで。そんなことはないし、これからもありません」と投稿。
「もし荒らし行為が目的であれば、もっとひどいものを見てきたので、制限して先に進みます。でもどうか、少しでも良識があるのであれば、父や私、ほかの誰に対してもこんなことをするのはやめてほしい。本当に。時間とエネルギーの無駄だし、これは絶対に彼が望んだことではありません」と非難した。
さらにゼルダさんは、「実在の人物のレガシー(遺産)が、“声も見た目も似てるからこれで十分”みたいに要約され、他の誰かが彼らを操るひどいTikTok動画を大量生産するのを見せられるのは、腹立たしいことです」とつづり、そうした行為が芸術を生み出しているわけではないと主張。「あなたは、アートや音楽の歴史、人の人生を、ひどく加工された気持ち悪いホットドッグみたいにして、誰かの口に押し込んで“いいね”をもらおうとしているだけです」と強く非難し「気持ち悪い」とつづった。(西村重人)


