『五十年目の俺たちの旅』新予告映像公開 ナレーションは中村雅俊

1975年10月から日本テレビ系列で放送されたドラマ「俺たちの旅」は、中村雅俊演じるカースケ(津村浩介)、秋野太作演じるグズ六(熊沢伸六)、田中健演じるオメダ(中谷隆夫)による青春群像劇。不朽の名作が今年で放送開始50年を迎えるにあたり、彼らの「今」を描く最新作 『五十年目の俺たちの旅』 (2026年1月9日より全国公開)の予告映像が新たに公開された。
連続ドラマ「俺たちの旅」は、当時の若者たちを熱狂させ、放送後も「十年目の再会」「二十年目の選択」「三十年目の運命」と彼らの人生の節目ごとにスペシャルドラマが作られてきた。そして、放送開始50周年を迎えた今、20年ぶりの続編『五十年目の俺たちの旅』が初の映画版として製作され、カースケたち3人の物語が初めて銀幕に登場する。カースケを演じるのは本作で監督も務める中村雅俊。今回も主題歌「俺たちの旅」をはじめ、挿入歌も担当する。グズ六役に秋野太作、オメダ役に田中健、さらにオメダの妹・真弓役に岡田奈々と50年前のオリジナルキャストが結集した。
津村浩介“カースケ”(中村雅俊)と、大学時代の同級生の神崎隆夫“オメダ”(田中健)、カースケの小学校の先輩である熊沢伸六“グズ六”(秋野太作)の3人は70代になり、付き合いはすでに50年を過ぎている。カースケは現在、従業員10人ほどの小さな町工場を経営し、オメダは現在も鳥取の米子市長を務め、グズ六は妻のおかげで介護施設の理事長の座におさまり、それぞれ平穏な日々を過ごしていた。ある日、カースケの工場にオメダがやってくる。カースケは、市長を務めるオメダを誇らしい気持ちで従業員に紹介するが、オメダは思いつめた様子ですぐにその場を後にしてしまう。また別の日、カースケの工場で製作中だったポットが大量に割られる事件が起きる。その中に懐かしい砂時計を発見したカースケ。その砂時計はかつての恋人・洋子と行った思い出の地、鳥取砂丘で買ったものだった。20年前に病死した洋子を懐かしむカースケだが、グズ六から「洋子が生きてる!」と驚きの情報を耳にし……。
企画・脚本はドラマシリーズからメインライターを務める鎌田敏夫。昭和を代表する数々の大ヒットドラマを生み出してきたベテランが令和の時代に新たな物語を紡ぐ。本作で初のメガホンを取るのは主演の中村雅俊。これまでメインディレクターを務めてきた故・斎藤光生監督の演出を一番身近で見てきた中村監督が「旅」のテイストを銀幕に移し替えている。ドラマシリーズからの映像もふんだんに使い彼らの人生をたっぷりと振り返ることができる。この作品は彼らの「五十年目」の物語であると同時に、彼らが歩んできた「五十年間」の物語。今も続いている彼らの青春の旅をともにする、かけがえのない「人生の一本」となる特別な作品が完成した。
このたび公開された予告編では、カースケ、グズ六、オメダの3人が人生の終盤に差し掛かり、これまで、そしてこれからの生き方にまっすぐに向き合いそれぞれの立場や境遇を飛び越え、ともにその答えを探し求めていく姿が、過去のドラマシリーズの映像もまじえて50年の歴史とともに描かれている。全力で青春を駆け抜けてきた3人が70代になってもなお、あの頃と同じ坂道で座って並ぶ姿や、若かりし頃の3人のエネルギー溢れる映像に加え、おなじみの名曲「俺たちの旅」「ただお前がいい」が予告編を彩り、「俺たちの旅」シリーズファンにとっては胸を熱くさせると同時に懐かしさが押し寄せてくる内容となっている。さらに、ナレーションを中村雅俊が担当し、「これは、俺たちが歩んできた五十年間の物語」と半世紀をかけて演じてきたカースケたちの人生を込めた予告編の締めくくりとなっている。彼らが70代を迎え、人生の最後に本当にやりたいことは何なのか。過去と現在、そして未来を見つめる姿が映し出されている。
併せて解禁された場面カットにも、カースケを中心に70代になった3人の円熟味あふれるカットや、クズ六やオメダ、オメダの妹の真弓と本気で向き合うカースケの変わらない姿が収められている。
映画『五十年目の俺たちの旅』は2026年1月9日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほかで全国公開


