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眞栄田郷敦、2度目共演の舘ひろしに感謝 舘から「僕の推し」と太鼓判

眞栄田郷敦、舘ひろし
眞栄田郷敦、舘ひろし

 俳優の眞栄田郷敦が14日、都内で行われた『港のひかり』(公開中)の初日舞台あいさつに舘ひろしと登壇。主演の舘との共演を振り返り、「共演は2度目ですが、いつも接しやすい空気を作ってくれるので演技がしやすかった」と振り返った。舘からも「これからのスター」と太鼓判を押され、「目がいいですよ」と褒められ恐縮していた。

【トークノーカット】初日舞台あいさつの様子

 本作は北陸の港町を舞台に、裏社会で生きてきた過去を持つ漁師・三浦(舘)と彼の尽力によって視力を取り戻した幸太(少年期:尾上眞秀 青年期:眞栄田郷敦)の12年に及ぶ絆を描くストーリー。イベントには尾上眞秀、藤井道人監督も登壇した。

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 眞栄田は、事故で失った視力を取り戻し、警察官となった青年期の幸太を演じる。「撮影時は23歳。23歳の僕の全てを注ぎ込んだ作品」と感慨深げに述べ、「35ミリのフィルムで作った作品であり、内容的にも自己犠牲が描かれ、『ザ・日本映画』という作品に仕上がりました。僕らの世代と舘さんの世代が混じり合い、令和の時代に新しい作品が仕上がったと思います」と話す。

 劇中、12年のブランクを経ての三浦との再会シーンを演じたが「細かいことはいろいろあるけど、何よりおじさん(三浦)と出会ったことで今幸せに生きています、おじさんから感じた強さが滲み出るような、そんな演技をすればいいかなと思って撮影に臨みました」と回顧。そんな眞栄田に舘はいつも親しみやすい態度で接してくれたといい、「話しかける隙を作ってくださった」と振り返った。

 舘は眞栄田について、「これからのスターになっていく人だと思いました。僕の推しですよ。目がいいですよ。俳優はやっぱり目です。それとやっぱり(本作に出演した)斎藤工くんもよかった。眉毛を剃ってあの役に挑んでくれて、俳優が自分の体を傷つけることは勇気がいること。それをしてもこの作品に向かっていってくれたあのお芝居への姿勢は本当に素晴らしかった」としみじみ。

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 また舘は「35ミリのフィルムで映し込まれた作品で画の奥深さを感じました」とも述べ、劇中の姿が渡哲也さんに被ったというファンの感想を司会者から紹介されると、感慨深げな表情。「(事務所の先輩だった)渡さんに会ってそこから40数年ずっと一緒だったんです。いつも渡さんの背中を見ていたので、似てくるんでしょうね。雰囲気が似てると僕も感じました。ちょっとした佇まい、顔の角度とか」と話していた。(取材・文:名鹿祥史)

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