漫画家・魚喃キリコさん、52歳で死去 「strawberry shortcakes」「南瓜とマヨネーズ」など

漫画家の魚喃キリコさんが昨年の2024年12月25日に亡くなっていたことがわかった。52歳だった。25日、株式会社東京ニュース通信社の公式サイトで発表された。
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映画化もされた『blue』(2001)、『strawberry shortcakes』(2006)、『南瓜とマヨネーズ』(2017)などの作品で知られる魚喃キリコさん。株式会社東京ニュース通信社によると、一年後の報告となったのは故人ならびにご遺族の意向によるものだという。葬儀は近親者のみで執り行われた。
代表作に「Water.」、「痛々しいラヴ」、「キャンディーの色は赤。」、「ハルチン」シリーズなど。『blue』は安藤尋監督・市川実日子と小西真奈美の共演で、『南瓜とマヨネーズ』は冨永昌敬監督・臼田あさ美と仲野太賀(当時は太賀)の共演により実写映画化。『strawberry shortcakes』は矢崎仁司監督・池脇千鶴、中越典子、中村優子、加瀬亮、安藤政信らを迎えて実写映画化され、魚喃さんが岩瀬塔子名義でイラストレーター役で出演していた。
株式会社東京ニュース通信社が発表した全文は下記の通り。(編集部・石井百合子)
漫画家・魚喃キリコ氏が、2024年12月25日、52歳で静かにその生涯を閉じられました。
一年の時を経てのご報告となりましたことは、故人ならびにご遺族の意向によるものです。
これまで魚喃キリコ氏は、数々の作品を通して人の普遍的な感情や真理を、独自の視点で紐解き、その繊細な表現方法により、多くの読者の共感を集めてきました。
映画化もされ、広く認知された代表作『blue』『strawberry shortcakes』『南瓜とマヨネーズ』をはじめとする作品群は、漫画表現の可能性を拡張し、時代を超えて読み継がれる存在となっています。
その作品は、孤独や痛み、愛情といった人の内面を静かに、しかし確かな言葉と美しい線で紡ぎ出すことにより、多くの創作者や読者の心に深い影響を与えました。
生前のご厚誼に深く感謝し、ここに謹んでお知らせいたします。
なお、葬儀は近親者のみにて執り行われました。
ご家族への取材等につきましてもお控えいただきますよう、ここにお願い申し上げます。
何卒ご理解を賜りますようよろしくお願いいたします。
株式会社東京ニュース通信社


