萩原利久&古川琴音W主演アニメ『花緑青が明ける日に』ベルリン映画祭コンペ部門に選出【コメントあり】

日本画家・四宮義俊が、自身のオリジナル脚本で手掛けた初の長編アニメーション監督作『花緑青が明ける日に』(3月6日全国公開)が、第76回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に正式出品されることが決定し、四宮監督と、W主演で声優を務める萩原利久と古川琴音が喜びのコメントを寄せた。
ドイツ・ベルリンで毎年2月に開催される同映画祭は、カンヌ、ベネチアと並ぶ世界三大映画祭のひとつ。コンペ部門では過去に『武士道残酷物語』(第13回/今井正監督)、『千と千尋の神隠し』(第52回/宮崎駿監督)が最高賞にあたる金熊賞を、『偶然と想像』(第71回/濱口竜介監督)が銀熊賞(審査員グランプリ)を受賞。アニメ作品では2023年に『すずめの戸締り』(第73回/新海誠監督)も選出されている。日本映画で長編監督デビュー作が選出されるのは、『夢の女』(第43回/五代目坂東玉三郎監督)以来33年ぶり。
映画の舞台は、創業330年の花火工場・帯刀煙火店。再開発による立ち退きの期限が迫る中、幻の花火<シュハリ>と、そこで育った若者たちの未来をめぐる2日間の物語を描き出す。タイトルにある“花緑青(はなろくしょう)”とは燃やすと青くなる緑色の顔料で、かつて花火の材料に使われていたが、毒性を含むことから幻となった。
声優初挑戦となる萩原と古川がW主演を務め、入野自由と岡部たかしが脇を固める。フランスの気鋭スタジオ Miyu Productions との日仏共同製作で、2024年には制作中の注目作として第77回カンヌ国際映画祭でのアヌシー・アニメーションショーケースにも選出された。
四宮監督はコンペ選出に「一緒に机を並べ手を動かしてくれた方、声や音に関わってくれた方、数多ある可能性の一つ一つが画面に結晶として現れ融合した結果ベルリンまで届いたのだと思います」とコメント。主演の二人も「歴史ある映画祭で評価いただいたこと、そんな作品に携われたことはとても嬉しいです」(萩原)、「四宮監督をはじめ、すべてのスタッフの皆さまが注いだ時間と眼差しに、心から拍手を送りたいです」(古川)と喜びのコメントを寄せている。全文は以下の通り。
四宮義俊(原作・脚本・監督)
一緒に机を並べ手を動かしてくれた方、声や音に関わってくれた方、数多ある可能性の一つ一つが画面に結晶として現れ融合した結果ベルリンまで届いたのだと思います。
とても小さな物語が世界を一周し、三月にはまた日本に戻ってきます。その時にはおそらく世界共通の物語としてこの映画を楽しんでいただけることと思っています。
このニュースで初めて『花緑青が明ける日に』の存在を知っていただけた方々にとって、劇場で鑑賞するきっかけの一つになっていただければとてもうれしいです。
萩原利久(主演/敬太郎役)
ベルリン国際映画祭コンペティション部門に『花緑青が明ける日に』を選出して頂きました。
今回初めて声優に挑戦させてもらった「花緑青」が歴史ある映画祭で評価いただいたこと、そんな作品に携われたことはとても嬉しいです。
そして、国境を越えて一人でも多くの方に見て頂ける機会になればさらに嬉しいです。
監督始めスタッフの皆様おめでとうございます。
古川琴音(主演/カオル役)
異なる言葉や文化の中、遠くベルリンのスクリーンで「ハナロク」が花開くことを思うと、とても美しいだろうなと、胸が高鳴ります。
この作品が生まれるまでに、四宮監督をはじめ、すべてのスタッフの皆さまが注いだ時間と眼差しに、心から拍手を送りたいです。
そして、カオルの声を私に託してくださったことを、改めて光栄に思います。


