「豊臣兄弟!」白石聖、少女救う直に「とと様にかばってもらったシーン」重ねる

仲野太賀主演による大河ドラマ「豊臣兄弟!」(NHK総合・毎週日曜午後8:00ほかで放送中)で主人公・秀長(仲野)の幼なじみで許嫁の直を演じた白石聖が、1日放送の第8回並びに撮影を振り返りコメントを寄せた(※ネタばれあり。第8回の詳細に触れています)。
大河ドラマ第65作となる本作は、戦国乱世を舞台に、「秀長が長生きしていれば豊臣家の天下は安泰だった」と言わしめた天下一の補佐役・豊臣秀長(小一郎)の目線で戦国時代を描くサクセスストーリー。白石演じる直は、ドラマのオリジナルキャラクター。小一郎と同い年の幼なじみであり、小一郎と藤吉郎(池松壮亮)の故郷である尾張中村の土豪の娘。小一郎と共に中村を出てからは、ひそかに思っていた彼と夫婦になる約束をする仲となった。
前回では病に倒れながら命をとりとめ視聴者を安堵させていたが、第8回では思わぬ悲劇に見舞われた。白石にとって第8回で思い出深いシーンとなったのが、直が父・坂井喜左衛門(大倉孝二)と対面したときのこと。帰郷した際、喜左衛門は小一郎との結婚を快諾するかのように見せかけ、直を蔵に軟禁。直は弥助(上川周作)の助けを得て蔵から脱出するも逃げることなく、懸命に父に結婚の許しを乞うた。
「とと様と対面するシーンは、とても思い出深いものになりました。小一郎・藤吉郎兄弟に対して高圧的な態度をとるとと様に複雑な思いを抱えてはいましたが、それでも大切な存在であることは変わりません。小一郎と生きていく決意をしっかり伝えたうえで、「お前が幸せならそれでいい」というとと様の本心を聞けたことは、役を通して自分自身にも深く響きました」と振り返る。
必死の説得により、とうとう父から結婚の許しを得て中村を後にしようとする直だったが、村同士の争いに巻き込まれてあっけなく命を落とす。幼い少女が危険にさらされた時、直はかつて蔵の中で起きた事故で父に救われたように、身を挺して助けた。突然の悲劇を、白石はこう振り返る。
「直が亡くなったことは、私自身すごく悲しく、衝撃的でした。女の子を守った場面は、とと様に幼い頃にかばってもらったシーンと重なり、切ない気持ちもありましたが、最後だからこそ大切にしたいと思って演じました。小一郎の心の中で、直が永遠の味方として、忘れられない存在として、生き続けていてくれたらうれしいです」
白石にとって、本作は大河ドラマ初出演。撮影を終え、「小一郎だったら平和な世の中を作ってくれるに違いないと、直はすごく信じていたと思います。直にとって小一郎は、そういう希望を持たせてくれる存在でした。これから先、小一郎にはさまざまな試練や難題が降りかかると思いますが、直はきっと見守っているはずです。視聴者の皆さんも物語を楽しみにしつつ、一緒に見守っていただけるとうれしいです」と視聴者に呼び掛けた。(石川友里恵)


