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『デューン 砂の惑星PART3』予告披露イベントが現地開催 監督&キャストが最新作を語る

 1作目と2作目を合わせ、全世界で約11億ドル(約1,700億円)を超える大ヒットシリーズとなった『DUNE/デューン 砂の惑星』シリーズ。両作ともアカデミー賞作品賞にノミネートされ、2作合わせて視覚効果賞など8部門でオスカーを受賞し、単なるブロックバスターを超えた傑作シリーズとして高い評価を獲得した。シリーズ最終章となる『Part3』は今年の年末に公開予定だが、それに先駆けて、米ロサンゼルス時間の3月16日に、ロス市内のIMAXシアターで、この話題作の予告編初披露イベントが催された。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル155円計算)

【動画】『デューン 砂の惑星PART3』特報

 イベントの冒頭で、いきなり主役のティモシー・シャラメがスクリーンに登場し、世界最速で予告編を観る観客に向かって「この映画は、映画界の巨匠であり、偉大な芸術家であるドゥニ・ヴィルヌーヴ(監督)なしには存在し得ませんでした。ドゥニはいつも『映画万歳!』と言っていますが、この3作目で、彼はまさに真の映画的作品を達成しました。『デューン』三部作を世に送り出すために尽力してくれたドゥニに感謝の意を表したいのは、私だけではありません。デューンPart3の最初の予告編をお楽しみいただければ幸いです」とメッセージを伝えた。

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 そして、卓越した演出力で、SF小説の金字塔「デューン 砂の惑星」を完璧に映像化し、今やハリウッドを代表する巨匠となったドゥニ・ヴィルヌーヴが会場に登場し、まだ多くが明かされていない3作目について語った。当初『デューン 砂の惑星PART2』の後、しばらくシリーズから離れる予定だったヴィルヌーヴ監督だが、「家に帰っても、夜中に何度も目が覚めては映像が頭に浮かぶんです。別の映画を撮る予定だったんですが、『デューン 砂漠の救世主』にインスパイアされたイメージが何度も何度も頭に浮かんだ。それで、“これをやろう”となったんです」と、フランク・ハーバートが1作目の続編として書いた『デューン 砂漠の救世主』が、新作の基になっていることを明かした。

 そして、「最初の2作とは全く違う、トーンもリズムもペースも違う映画になるでしょう。最初の映画が、少年が新しい世界を探検するような、より思索的な映画だったとすれば、2作目は戦争映画でした。そして、新作はスリラーで、アクション満載で、より濃密で、他の2作よりも力強い映画だと言えます。『砂漠の救世主』の本のように、ポール・アトレイデス(ティモシー)に何が起こったのかを新たな視点から描いています。つまり、17年の歳月が流れ、ポールが権力を持ちすぎたことによる苦しみ、この暴力の連鎖から抜け出そうと奮闘する姿が描かれます。これはかなり緊迫感のある物語でありながら、根底にはラブストーリーがあるんです」と物語について語った。

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 またヴィルヌーヴ監督は「この本は、シリーズの中で間違いなく一番好きな本です。とてもダークで美しい本で、この作品は私のすべてを映し出しているんです。これはポールとチャニ(ゼンデイヤ)の物語です。二人が自分たちの関係に苦悩し、周囲の世界からの重圧と途方もないプレッシャーに押しつぶされそうになるなか、ポールは暴力の連鎖から抜け出そうと奮闘します。そして、二人の愛のあり方、時間の流れ、二人の関係性の変化、その過程には何か特別なものがあります。二人の登場人物の関係性を深く掘り下げたこの作品は、自分にとって非常に個人的な意味を持つものです」と原作に強く惹かれた理由を述べた。

 そしてイベントの後半、ヴィルヌーヴ監督がサプライズでメインキャストたちを呼び込み、ゼンデイヤ、ハビエル・バルデムアニャ・テイラー=ジョイ、そしてシリーズ初登場となるロバート・パティンソンが会場に姿を現すと、場内は一気に興奮状態となった。

ゼンデイヤが演じるチャニ

 そして、スクリーン上にはフローレンス・ピューが登場。『PART2』で自身の演じる皇女が、チャニからポールを奪ったことに触れたピューは、ゼンデイヤに「映画のラストで、あなたは逃げ出しましたよね。私はポールを手に入れました。あなたは今どこにいるんですか? まだ私に怒っていますか?」ときわどい質問。しかしゼンデイヤは、「まず最初に言いたいのは、フローレンス・ピューが大好きだということです。彼女は才能豊かで、役柄を本当に見事に演じています。前作のプレスツアーで話しましたが、彼女と共演したシーンはたった1つだけでした。だから、(本作では)もっと共演シーンがあるといいなと思っていました。あまりネタバレはしたくありませんが、彼女は本当に素晴らしい演技を見せてくれます。皆さんは、何が起こるのかをぜひご自身の目で確かめてください」とうまく質問を交わしながら返答した。

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 フレメンのリーダー、スティルガー役のハビエルは、前作から17年後を舞台にしていることで、彼とポールの関係、彼への忠誠心が前とは変わってきていることを示唆した。「長年権力の座に就いてきたことで、彼は権力を持つことの意味について、これまでとは異なる現実を目の当たりにするようになるんです。彼は今、ある矛盾の狭間に身を置いています。それは、かつて彼が激しく戦い、深く信じていた『理念』への忠誠心と、その理念がもたらした『結果』が、夢見たものとは似ても似つかないものになってしまったのではないか……と彼自身が感じ始めている、現実との間で揺れ動く矛盾なんです」

 そして、前作では一瞬だけの登場となったポールの妹アリアを演じるアニャは、謎めいた存在のアリアについて以下のように語った。

 「アリアは本当に強烈な祝福と呪いを抱えています。彼女は何世代にもわたる重みと知恵を頭の中に抱えているんです。彼女は決して一つの会話をしているわけではありません。あらゆるものが、あらゆる場所で、同時に存在しているような感じなんです。そして彼女が本当に強く感じているのは、兄への愛と献身です。なぜなら兄だけが、彼女に自分が意味のある存在だと感じさせてくれる唯一の人だから。兄は彼女が生まれる前から彼女を理解してくれていたし、彼女は兄のためなら、常軌を逸した行動や、様々なレベルの策略まで、何でもするでしょう」

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シリーズ初出演のパティンソン、演じる役について「外見(ルックス)も素晴らしいんです」

 そして、バットマンをはじめ、主人公を務めることが多いパティンソン。今回どんな悪役を見せてくれるのか大いに注目されているが、自身のサイテール役について「彼は本の中では異色のキャラクターなんです」と言い、「どちらの味方なのか、正直言ってよくわからない。それが彼をとても魅力的にしている点の一つです。いわゆる典型的な悪役とは言えません。もしかしたら善人なのかも。誰にもわかりません。私もこれから確かめていくつもりです。でも、とにかく演じる上でとても楽しいキャラクターですし、その外見(ルックス)も素晴らしいんです」と付け加えた。

 そして最後にもう一人、1作目で死んだダンカン・アイダホを演じたジェイソン・モモアがスクリーンに登場すると、会場のファンが「なぜダンカンが今回戻ってくることになったですか?」と気になる質問をヴィルヌーヴ監督に投げかけた。「いい質問ですね」と即答したヴィルヌーヴ監督は「フランク・ハーバートは天才です。彼は、非常にカリスマ的なキャラクターを作り出したのです。最初の作品でダンカンが倒れるのを見て、私たちは彼が戻ってくることを望み、物語のまさに適切なタイミングで戻ってきます。そしてそれは、非常に重要なカムバックのようなものです。ポールは自分のアイデンティティに苦悩しており、過去から戻ってきたこの強い人物がいることは非常に大きな影響を与えるでしょう。私が言いたいのは、そして楽しみにしているのは、彼が(本作で)完全に戻ってきたということです」と、ダンカンが戻ってくる理由ははぐらかしながらも、再び重要な役を務めることを示唆した。

 この日は、IMAXの大画面と大音響で、この超話題作の予告編を世界最速で体験できただけでなく、監督と4人ものスターが会場に勢揃い。この豪華な演出に、イベントに参加者した映画ファンたちが大いに満足したのは言うまでもない。

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