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仮面ライダーG6、目指したのは“G4の進化形態” 『アギト-超能力戦争-』デザイン秘話

PLEX小林大祐がデザインした仮面ライダーG6
PLEX小林大祐がデザインした仮面ライダーG6 - (C) 2026「劇場版アギト」製作委員会 (C) 石森プロ・東映

 仮面ライダー生誕55周年を記念した映画『アギト-超能力戦争-』で、警察官・葵るり子(ゆうちゃみ)が装着する「仮面ライダーG6」。25年前の「仮面ライダーアギト」(2001~2002)テレビシリーズからデザインワークスに携わり、今作でも仮面ライダーのデザインを担当した株式会社PLEXの小林大祐がインタビューに応じ、女性らしさを追求した仮面ライダーG6のデザイン秘話を語った。

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 仮面ライダーG6は、警視庁未確認生命体対策特殊武装班(通称:Gユニット)が運用する特殊強化装甲服=Gシステムの系譜を継ぐ仮面ライダー。かつて仮面ライダーG3として未知の敵・アンノウンと戦った氷川誠(要潤)に代わり、Gユニット所属の若き警察官・葵るり子が装着する。

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 小林によると、仮面ライダーG6は氷川が装着するGシステムの最新型「仮面ライダーG7」のデザイン作業を全て終えた段階で、エグゼクティブ・プロデューサーの白倉伸一郎(東映)から追加で発注依頼があったという。

 「白倉さんは、私が余計なことを考えて作業してしまうことをよくご存知なので、いつも必要最小限の情報だけを共有していただけます。変身者が女性か男性なのかも、通常であればご共有していただけないことも多いですが(笑)、仮面ライダーG6に関しては、女性が変身することを事前に共有されてからデザインを始めています」

 「仮面ライダーアギト」テレビシリーズから数えて、歴代のGシステム装着員はいずれも男性だった。重装甲かつメカニカルなシルエットのGシステムと女性の装着者は「相性が悪いかもしれない」という不安もあったそうだが、小林は白倉から詳細なオーダーを受け、それらを見事にデザインへ落とし込んでいった。

 「白倉さんから具体的に配色やパーツ配置の要望がありましたので、ブレンドマスター(※特撮作品のスーツ・小道具の制作を手掛ける造形集団)さんがスーツを制作しやすいように、デザインさせていただきました」

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(C) 2026「劇場版アギト」製作委員会 (C) 石森プロ・東映

 歴代Gシステムとの差別化を図る中で、最も意識したのは「仮面ライダーG4の進化形態」ということ。映画『劇場版 仮面ライダーアギト PROJECTG4』(2001)に登場したG4は、G3の後継機として開発された仮面ライダーだ。「G4のマスクは、2本の長い角が特徴的です。G6では角を少し短くする分、厚みを出しています。長さを抑えつつ、容積は大きくというような形でデザインさせていただきました」

 G6のマスクにも、女性らしさを表現するための工夫が凝らされている。「なるべく可愛らしい顔にしたいということが、最初からの狙いでした。そのため、複眼の丸みや、マスクのバランスは、実はG3やG4からは相当変わっていて、目も小さくなっているはずです」

 また小林は、G3よりも鮮やかなカラーリングも白倉からの要望だと振り返った。「青い仮面ライダーが3人(G3、G3-X、G7)並ぶので、青系ではあるが違う色にしたということで、エメラルドグリーンはどうかというお話もいただきました。スーツの細部に至るまでかなり細かくご指示をいただいたので、白倉さんのご要望をそのままデザインとして落とし込んだ形です」(取材・文:編集部・倉本拓弥)

映画『アギト-超能力戦争-』は4月29日(水・祝)全国公開

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