『スーパーマリオ』新作映画、ヨッシーに日本版声優がいない理由 任天堂・宮本茂が回答

映画『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』(4月24日全国公開)の共同プロデューサーを務める宮本茂(任天堂代表取締役フェロー)が21日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた日本語版プレミアム試写会に出席し、本作でヨッシーがフィーチャーされた理由を明かした。イベントには、日本語版声優キャストの宮野真守(マリオ役)、志田有彩(ピーチ姫役)、畠中祐(ルイージ役)、三宅健太(クッパ役)、関智一(キノピオ役)、山下大輝(クッパJr.役)、坂本真綾(ロゼッタ役)、アンバサダーの西野七瀬、チョコレートプラネット、HIKAKINも来場した。
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本作は、人気ゲーム「スーパーマリオブラザーズ」シリーズの世界観を描いたアニメーション映画の第2弾。マリオとルイージ、新たな相棒ヨッシーらが、クッパJr.の野望を阻止すべく宇宙へ冒険の旅に繰り出す。
アンバサダーを務めるチョコレートプラネットから「なぜ今作でヨッシーが登場したんですか?」と質問された宮本は、「ヨッシーを演じたのが、アメリカのドナルド・グローヴァーさんという俳優なのですが、彼がどうしても『マリオの映画に出たい。ヨッシーをやりたい』と言ったんです」と裏話を披露。
続けて宮本は「『ヨッシーって、“ヨッシー”としか言わないです』と言ったのですが、ドナルドさんが『俺は20種類のヨッシーが言えるんだ』って。それでもうグローバルだなということで、ヨッシー(の声)は全世界同じ。日本のヨッシーはいないんです」と日本の声優が声を担当していない理由も明かした。
前作が世界中で大ヒットしたことを受け、宮本は「すごくプレッシャーがあります」と胸の内を明かすと「(宮本と共に共同プロデューサーを務める)クリス(・メレダンドリ/イルミネーションCEO)さんから日本に関しては預けられているので……。これだけのすごいメンバーに参加いただき、日本はローカライズ作品ではなく、脚本も最初から日本語なんです」と全世界のなかで、日本版が特別であることを明かし、日本でのヒットが非常に重要であることを強調する。
また宮本は、続編について「1作目はキャラクターそれぞれが、自己紹介的な感じだったと思うのですが、今回はだいぶ皆さんに定着してきて、しゃべり出しから(マリオとルイージが)兄弟になっている。キャラクターをどのように広げていけばいいのか大切にしていたんです」と語った。
イベントでは、クリスからのビデオメッセージも上映された。宮本と一緒に仕事ができたこと、任天堂とイルミネーションのアーティストがいかんなく才能を発揮することができたことなどへの感謝が述べられると、宮本は「クリスさんたちが僕らをハリウッドに連れて行ってくれた」と感謝しきりだった。(磯部正和)


