映画『マリオ』ハリウッドスターから“逆オファー”殺到「声優やりたい」任天堂&イルミネーションに相次ぐ電話

映画『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』(全国公開中)の共同プロデューサーである宮本茂(任天堂株式会社 代表取締役フェロー)とクリス・メレダンドリ(イルミネーションCEO)がインタビューに応じ、ハリウッドスターから本作に携わりたいと“逆オファー”の電話が殺到していることを明かした。
【画像】伝説として語り継がれている実写映画版『スーパーマリオ』
本国版キャストには、任天堂および同社の人気ゲームをこよなく愛する俳優が多数キャスティングされている。中でも、フォックス・マクラウド役のグレン・パウエルは、イルミネーションに直接フォックス愛を伝え、自ら売り込みをかけたことが明らかになっている。
宮本曰く、俳優からのラブコールはグレンだけではないとのこと。「アメリカのキャストのみなさんから、任天堂が映画をやるなら『私が出たい』『俺にやらしてくれ』とクリスさんのところに連絡が来ると聞いています」
クリスは「その通りです」と続け、「普段はこちら側から『ぜひお願いします』とオファーをかけるのですが、任天堂の映画になると、俳優や声優から『ぜひ出させてください』と電話がかかってくるんです。本当に素晴らしいことだと思っています」と心境を述べた。
今作の新キャラクター・ロゼッタ役を務めたブリー・ラーソンは、熱狂的な任天堂ファンの一人だ。Nintendo Switch の人気タイトル「あつまれ どうぶつの森」が大好きで、Nintendo Switch の米国版CMにも出演している。クリスは「彼女もその中(=逆オファーをしてきた)の一人です。彼女は屈指の任天堂好きで、アメリカのファンダム(熱心なファン集団)でも周知の事実として知られています。キャストの中でも、特にこの作品に出演できて嬉しく思っている人です」と彼女にまつわるエピソードを紹介した。
そしてもう一人、ヨッシー役のドナルド・グローヴァーも“逆オファー”がきっかけで本作に参加した人物だ。ドナルドは、グラミー賞ラッパー「チャイルディッシュ・ガンビーノ」で知られ、脚本家・プロデューサーとしても活動する実力派で、『ライオン・キング』で声優経験もある。クリスはドナルドの起用について「1作目を観たドナルドさんから『ぜひヨッシーをやりたい』と電話がありました。多才な方で知られているので、とても驚きました」と振り返っている。
宮本は、ハリウッドからの相次ぐ逆オファーをどのように捉えているのか。「本当にラッキーだと思っています。イルミネーションのアニメーターたちも、日米のキャストのみなさんも、全員マリオファンなんです」と喜びを明かしている。「僕が1人でやっても、ここまで広げられません。チーム全員がマリオを愛して作っているからこそ、新しいジャンルができたのではないかと思っています」(取材・文:編集部・倉本拓弥)


