実写『ルックバック』出口夏希&蒔田彩珠が描く漫画制作シーン公開 ペンの“音”にもこだわり

 監督・脚本・編集・是枝裕和、原作・藤本タツキのタッグによる実写映画『ルックバック』の本編から、W主演を務める出口夏希蒔田彩珠が自ら描く、漫画制作シーンが公開された。

【動画】実写『ルックバック』本編映像<漫画制作シーン>

 2021年に読切作品として発表され、2024年の劇場アニメ化も話題を呼んだ話題作を実写化する本作。漫画の腕に絶対の自信を持つ藤野(出口)と、彼女に憧れる圧倒的な画力を秘めた京本(蒔田)。漫画へのひたむきな思いで結ばれた二人の青春の日々と、ふりかかる思いもよらぬ出来事を描く。

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 公開された映像は、藤野の部屋で机に向かい漫画を描く藤野(出口)と京本(蒔田)の日常を切り取った場面。キャラクターを描く藤野と背景を描く京本がそれぞれペンを走らせる音や、原稿の紙が擦れる音が印象的に響く中で、描き上げた原稿を覗き込みながら時に言葉を交わし合う、二人のかけがえのない時間を覗き見るような映像となっている。

 出口と蒔田は、クランクインの約4か月前から漫画を描く練習に打ち込み、撮影期間中も時間を見つけてはペンを握っていたという。本編では、実際に漫画を描く二人の手元が使われており、蒔田は「手元の寄りは緊張して震えちゃって。でも完成した映像を見たら、ちゃんと上達していく感じが出ていたので練習して良かったと思いました」とコメント。出口は「ちゃんと練習をやってきたし、自信がないと線に出ちゃうと思って自信満々に描いていました」と練習の成果に自信をのぞかせる。

 是枝監督は、実写化に先立って原作者の藤本と会話をした際に「ベテランアシスタントの方がペンで迷いなく線を引く『シャッ』という音がかっこいいんです」と聞いたことから、実写で本作を描くうえでの着想を得たということも明かしている。藤本の言葉を具現化したような、漫画制作シーンにおける音へのこだわりについて、「やっぱり音がだんだん変わらないといけないと思っていた。そこは実写ならではの部分だったから。最初は、子供だった2人が恐る恐る描いていた線が、成長した時に『シャッ、シャッ』という音になってないとダメ。それは伝えられたと思います」と語っている。秋田県にかほ市を舞台に美しい四季の移り変わりを捉えた本作だが、音にも注目したい。

 本作は、世界三大映画祭のひとつで開催中の第83回ベネチア国際映画祭コンペティション部門への正式出品に加え、第51回トロント国際映画祭スペシャル・プレゼンテーション部門も決定している。

映画『ルックバック』は9月11日より全国公開

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