出口夏希&蒔田彩珠、実写版『ルックバック』原作者・藤本タツキからの称賛に安堵

俳優の出口夏希と蒔田彩珠が20日、丸の内ピカデリーで行われた実写映画『ルックバック』完成報告イベントに、子役の七瀬ふうり、岡田六花、是枝裕和監督と共に出席。原作者である藤本タツキからの称賛コメントに安堵の表情を見せていた。
【画像】蒔田彩珠&出口夏希、そっくり?子役たちと登壇『ルックバック』
本作は「チェンソーマン」シリーズなどで知られる漫画家・藤本タツキの読み切り作品を、『万引き家族』などの是枝監督が実写映画化。漫画の腕に自信がある少女・藤野(出口/七瀬)と、彼女に憧れを抱く画力の高い少女・京本(蒔田/岡田)が、ひたむきに漫画と向き合う姿を描く。
大きな反響を呼んだ漫画の実写映画化。出口は「こんなにたくさんの方に愛されている作品のオファーが自分に来たので、嬉しいのももちろんあったのですが、怖い気持ちのほうが勝っていました」と正直な胸の内を明かすと、是枝監督との現場も「(Netflixシリーズ)『舞妓さんちのまかないさん』以来4年ぶりだったので、成長していなかったらどうしよう……という心配もありました」とやや不安が大きかったという。
一方の蒔田は「私は『ルックバック』の漫画が発売されたくらいに、監督からお話をいただいていて、それから4~5年経ちました。なので『やっときた、ついに実現した!』という気持ちが大きかったです」と期待が大きかったというと「ただ、私も『舞妓さんちのまかないさん』以来で、監督の前でお芝居がちゃんとできるのか……という不安がありました」と複雑な気持ちを抱いていたという。
それでも現場では、子役たち二人の奔放さと頑張り、是枝組の温かい空気により、のびのびと撮影ができたという。そんななか、この日は、映画を観た原作者である藤本からメッセージが届く。
藤本は「漫画の実写映画化などで、漫画のセリフや演技がそのまま実写になると、リアリティのないものになることがあると思います」とリスクを述べつつ「『ルックバック』の実写映画化では、そこを是枝監督映画特有の、俳優が持つ所作やカメラの動きによって、原作のテイストを崩さずに、原作が持っていた雰囲気を、リアリティをもって出すことができていたので、とても嬉しかったです。映画内での漫画のアナログ道具の使われ方や、ペンを入れる特有の気持ちのいい音、家の経年劣化の具合や、小道具が見せる生活感は、そこに藤野と京本が本当に生きている証拠のように見えて、映るたびに感動していました」と称賛コメントを寄せる。
このコメントを受けた是枝監督は「本当に嬉しいですね。こだわって描いた部分を褒めていただけてホッとしています」と笑顔を見せると、出口も「できあがったものを藤本さんと一緒に観たので、お褒めの言葉をいただいて嬉しいです。やっぱり世の中に出るまでは、すごく緊張と不安の日々だったので、(藤本からのコメントに)本当に、ちょっとだけホッとしています」と安堵の表情。蒔田も「役者本人のしぐさを取り入れて、是枝監督らしくなっているという言葉が嬉しかったです」と破顔していた。(磯部正和)



