平田広明『オデュッセイア』秘密厳守のリハーサル回顧 同時公開作のアフレコ事情告白
声優の平田広明が10日、都内で行われた映画『オデュッセイア』の「 <超・映画体験>TOKYOプレミアIMAX上映」イベントに登壇した。本作の吹替版で、マット・デイモン演じる主人公オデュッセウスの声を担当した平田は、「今日は(吹替の上映じゃないのに)なんで呼ばれたのか」と自問しつつ、「ま、私個人は映画観るのは字幕が好きなんですけれども……」と字幕版を推すジョークで会場を笑わせた。この日は岩田剛典、平愛梨も登壇した。
【動画】『オデュッセイア』TOKYOプレミアトークノーカット
クリストファー・ノーラン監督が古代ギリシャの詩人ホメロスの叙事詩を基に描く本作は、トロイア戦争の終結後、家族の暮らす故郷へと戻ろうとするオデュッセウスがさまざまな困難に立ち向かう姿を描く超大作。平田は「試写会で吹替の完成版を観せてもらったんですが、こういう(吹替版と)同時上映の映画は(ネタバレを防いだり、情報を外に出させないため)セキュリティが厳しいので、リハーサルでいただく映像は、真っ暗で何も見えないんです」と紹介。
秘密厳守のため暗いスクリーンを観ていたといい「真っ暗な中、いろんな音だけが聞こえていて、セリフの時が来るとその時だけマット・デイモンの顔がポッと丸く抜かれたように映し出されるんです」とユーモアを交えて苦労を振り返る。

平田は「そろそろかなと思ったら、『あ、出た、俺だ』って。いろんな化け物が出たり壮大な景色が映っているはずなのに、一切見られない。(収録時に)フルで観させていただいた時に、うわ、こんな映画だったんだって驚きました。とにかくスケール感がすごくて、そこにびっくりしました」と笑顔を見せた。
声を担当するマットの演技については「僕、彼のお芝居が大好き」と絶賛。「派手じゃない現実的なお芝居で、コメディーもやるんですけど、なんか、おどけて笑わせるとかいうのが全然なくて、全部リアルなお芝居で、彼の作ったキャラクターに自然と引き込まれてしまう。今回もすごい壮大で、戦ったり派手なところはあるんですけど、静かなシーンでのほんのわずかな表情の変化とか、すごく(オデュッセイアの)思いがにじみ出てくるような感じで……」とマットの演技をしみじみと振り返っていた。(取材・文:名鹿祥史)
映画『オデュッセイア』は9月11日より全国公開



