池松壮亮、豊臣秀吉は「ユーモアがあった人」 情報戦の足跡に感慨

池松壮亮
池松壮亮

 大河ドラマ「豊臣兄弟!」(NHK総合・毎週日曜午後8:00ほかで放送中)に豊臣(羽柴)秀吉役で出演している池松壮亮が14日、江戸東京博物館(東京・両国)で行われた「NHK大河ドラマ特別展『豊臣兄弟!』」取材会に出席。池松は本展示を見て、「一点一点非常に貴重なものが並んでいて、1日くらいかけて、長く、ゆっくりともう一度見たいと思いました」と感想を述べた。

【画像】秀長が使った茶入も!展覧会の様子

 大河ドラマ第65作となる本作は、豊臣秀吉を支えた弟・秀長(小一郎/仲野太賀)の目線で戦国時代を描くサクセスストーリー。本展覧会ではドラマと連動し、これまであまり陽の当たることがなかった秀長の人となり、兄・秀吉の天下一統を支えた数々の功績を貴重な歴史資料から読み解く。

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 会場には教科書で誰もが目にしたような、戦国大名たちの肖像画の貴重な原本が展示されていたり、秀吉、秀長、周辺大名らゆかりの書や絵画、刀剣、鎧、着物、瓦、茶器、家系図などが飾られている。

 池松は秀吉が秀長に宛てた書状に目を通したといい、「前線の指揮を執る秀長に対して、かなり細かな指示が書いてあるんです。ちょっとユーモアを交えた冗談を入れたお手紙も飾ってあって、やっぱりそこからも見えるように、(秀吉は)ユーモアがあった人なのかなと思いますし、そういった細やかな、今みたいに電話とかメールとかLINEとかできないですから、まあ本当にこまめに情報戦を戦っていた人なんじゃないかなというふうに考えました」と感想を述べる。

 希少な秀長の身近な生活品の展示にも胸を打たれたといい、「秀長の所持していたものってあんまり残っていないそうなんです。秀長が使っていたものなんだって唯一わかって残っているものが、小さな茶入。陶器なんですけど、本当に小さなもので、それを見た時にちょっと泣きそうになりました」と振り返る。

 秀吉と秀長の関係について「一年半撮影してきましたけれど、やっぱりまず思うのは、あの時代っていうのは、兄弟でも滅ぼし合うようなそういう時代。そんな中、兄弟でずっと共に歩んだというのは、もう本当に稀なケースですよね。秀吉は非常に難しい部分もある人だと思うんですが、それに対して、秀長という人がどれだけの誠意とか、人柄を持って接していたのか。兄弟っていうことのつながりをいろいろ想像しながら、僕も(このドラマが)現代への何かしらのメッセージになればと思いを込めて演じています」と話す。

 秀長役の仲野太賀についても「日々(撮影の)思い出が残っていきます。たくさんのシーンを撮影してきましたけど、秀吉と秀長という特別な繋がりのあった兄弟のシーンを、どういうふうに形にしていくかっていうことを相談をし合いながらやってこれた。二人でないとできないセッションだったと思います。エネルギーとか、活気とか、そういうものを、ワンシーンワンシーン、目指せるようにやってきました」と回顧。展覧会の音声ガイドを仲野が務めているが、「一年半毎日聞いてる声なので非常に馴染み深くていいですね」と絶賛し、「やっぱりさすがでしたね。聞きやすいです。本当に聞き取りやすくて、さすがは弟だなと思いました」と笑顔で話していた。

 開催期間は9月15日から11月8日まで。会場は江戸東京博物館の1階特別展示室で、毎週月曜の休館日(ただし9月21日、10月12日、11月2日は開館)と9月24日、10月13日、11月4日を除き、9時30分から17:30分まで(土曜は19:30まで、11月6日は20:00まで※入館は閉館の30分前まで)。詳細は公式サイトで確認。(取材・文:名鹿祥史)

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