朝ドラ「ブラッサム」主人公の幼少期役・村上蘭の起用理由を制作統括明かす

石橋静河が主演を務める2026年後期放送NHKの連続テレビ小説第115作「ブラッサム」(NHK総合・月~土、午前8時~ほか)の放送が始まった。作家の宇野千代をモデルに、岩国市に生まれた主人公・葉野珠(はの・たま)が、波瀾万丈な人生を歩みながら、小説家として大成していく姿を描くストーリーだが、珠の幼少期役を12歳の村上蘭が演じている。本作の制作統括を務める村山峻平に村上の起用理由を聞いた。
村上は426人が参加したオーディションを勝ち抜き、珠の幼少期役に大抜擢された。幼少期の珠は山口県岩国の尋常小学校に通う文章や読み物の大好きな女の子という設定だ。村山はオーディションの際、村上の個性に一番惹かれたのは自分ではなく演出だったと振り返り、その決め手となったのが彼女の持つ眼差しや、笑顔の素敵さだったという。
村山は「石橋さんに主人公をお願いしたいとなった理由が、彼女の眼差しに惹かれたからです」と成人の珠を演じる石橋の抜てき理由についても述べ、「主人公はいろんな人と出会っては別れていきます。そして別れがあっても前に踏み出していく。その時にどういう目をしているか、言葉だけじゃない部分を、どう切り取ってくれるのか、そういうところで眼差しというのがとても大きなポイントになりました」と話した。
石橋本人は笑顔が評価されたことに意外さを感じていたといい、村山は「本人はあんまり笑っている印象は持たれてないと思っているみたいで、自分が笑っていると『あ、石橋さんって笑うんですね』って言われると話していました」と石橋の反応も振り返った。「主人公の珠は泣く時もあるけど、笑顔がとてもいいというふうにしたかった。それで石橋さんにお願いしたんです」と述べた。幼少期の珠を誰にするかについても、「眼差しと笑顔という、石橋さんの持つ魅力と同じ部分で共通するものを感じた」と村上の起用理由を語った。
村山は「幼少期は村上さんに演じていただいて良かったと思います」と笑顔を見せた。「石橋さんと村上さんは現場でもとても仲が良いんです」と二人の相性の良さにも触れ、「一緒に所作を練習したり、岩国ことばを練習したりする時に、どんどん同志みたいな関係性になって、年齢は違うけれど、一緒に頑張ろうというところで同化していった」と石橋と村上のやりとりなどもうれしそうに振り返っていた。(取材・文:名鹿祥史)



