『クレイフェイス』主演、撮影前に靭帯損傷していた ゴッサムを駆けるシーンで一苦労

DCスタジオ最新作『クレイフェイス』で主人公マット・ヘーゲンを演じるトム・リス・ハリスがリモートインタビューに応じ、前十字靭帯(ACL)を損傷した状態での撮影を振り返った。
『スーパーマン』『スーパーガール』などのDCスタジオが、本格心理スリラーに初挑戦する本作。とある事件によって“顔”に致命傷を追った若手スター俳優のマットが、禁断の治療に手を伸ばしたことで、“泥”のように姿を自在に変える怪物=クレイフェイスへと変貌していくさまを描く。
オーディションで主役の座を勝ち取ったトムは「これまでのキャリアで、あと一歩のところで役を逃したプロジェクトが何度もありました。合格通知を受けた時は胸をなでおろしました」と当時を振り返る。「その後すぐに、役者として非常に大きなプレッシャーを感じるようになりました。この作品に参加できたことが本当に名誉なことですし、今もその思いは変わりません。その重みをしっかりと噛み締めています」
役づくりにおいて、参考になったのは、現代ホラー映画の名手マイク・フラナガンが執筆した脚本だった。「すべての指針となる“聖書”のような存在で、マイクが書いた脚本に何度も立ち返りました。そこから派生して、見つけられる限りのさまざまな参考資料を大量に調べました。自分の中に何らかの感情的な反応を引き起こしてくれるものや、『クレイフェイス』の世界観と結びつけられそうなものであれば何でも取り入れていました」
そんなトムだが、撮影期間中は膝に大きなダメージを負っていた。「撮影前にACL(前十字靭帯)を損傷してしまい、そのままの状態でほぼ全ての撮影をこなしました。ACLは膝の旋回を支える、“膝のシートベルト”のようなものです。そのため、撮影中は一定の苦労がありました」
「作品としてはプラスになったのかもしれませんが、映画を観ると、マットの足元がおぼつかなく見えるシーンがいくつかあると思います。特にマットがゴッサムシティで逃げるシーンは大変でした。途中からドローン撮影に切り替わり、私はただ『走れ』と指示されたのですが、トランシーバーを持っていなかったので『止まれ』の合図が聞こえてこなくて……。そのまま、何か指示があるまで走り続けていました(笑)」と撮影中の苦労を語ったトム。撮影後に手術を受け、現在は膝のコンディションも良くなったと明かしている。(取材・文:編集部・倉本拓弥)
映画『クレイフェイス』は10月30日(金)全国公開



