北村匠海「キミスイ」から10年、芸歴20年目…出口夏希&Aぇ! group佐野晶哉から「今年一番早いお祝い」に感激

俳優の北村匠海が28日、都内で行われた主演映画『君の話』(11月27日公開)完成披露試写会に出席。ヒロイン役の出口夏希と佐野晶哉(Aぇ! group)からサプライズの誕生ケーキのプレゼントを受け、「今年一番早いお祝い」に感激した。
三秋縋の小説を映画化した本作は、記憶を消す治療を受けた孤独な大学生・千尋(北村匠海)が、作られた記憶の中に現れる、会ったことのない幼なじみ・灯花(出口夏希)に現実世界で出会い、想いを募らせる姿を描くラブストーリー。イベントには本作のメガホンを取った中川龍太郎監督も登壇した。
佐野は本作で主人公・千尋の大学の親友である江森を演じる。この日の舞台挨拶には欠席だったが、終盤、ビデオメッセージを寄せ、「自分にとってターニングポイントになる出会いのあった作品。北村匠海に出会えたことが大きかった」と北村との共演を振り返り、「11月3日は誕生日だね。おめでとう!」と29歳を迎える北村の誕生日を祝福した。
その後、出口と佐野による本作にちなんだ「日記」がモチーフのケーキのプレゼントも行われ、北村は感激しきり。「今年一番早いお祝い。29歳になるんですが、いろんな方と出会っていろんな経験ができた。ちょうど芸歴も20年目。特別な一年になる気がしていました」と出口や佐野への感謝の気持ちを述べた。
今年も月9ドラマ「サバ缶、宇宙へ行く」、映画『ほどなく、お別れです』『SAKAMOTO DAYS』『しびれ』『シャドウワーク』など出演作の放送・公開が続いた北村。2026年を振り返り「いい一年でした」と笑顔を見せ、「今年はたくさん素敵な役者さんに出会えた。ドラマの撮影でも生徒100人くらいに出会えて、生徒の皆さんの悩みをたくさん聞けた。人の悩みを肴にしてのむくらい、実は人の悩みを聞くのが好きなんです。いい一年でした。そういう方たちの夢をたくさん聞けて人としていろんなものを得た一年でした」と充実した日々を噛み締めた。
北村は本作についても「数年前にこの映画の話をもらった時はまだ監督も出口さんも決まっていない時でした。その時に僕はこういう映画を通して、切なさや孤独を纏った役を生涯やり続けるんだろうなって思いました」と感慨深げ。「思い返せば『君の膵臓をたべたい』(2017)から十年経っていて、あれは僕が19歳の時に撮影した作品で、今回脚本を読んだ時に、役者としての使命のようなものを感じました」と話す。
北村にとっては本作は「原点に還れるような、自分にとって挑戦でありながら、今だからこそ紡げる、経験を積んだからこそもう一度向き合えるそんな題材」だといい、「僕も記憶を大事にして、何一つ忘れずに生きてきたつもり。千尋のよき理解者、友達になろうと思って台本を読んでいました」と本作と出会った時の心境を振り返っていた。(取材・文:名鹿祥史)



