ラッセル・クロウ
メグは『彼と共演したい』と言って後押してくれた
ラッセル・クロウとメグ・ライアンが出演、テイラー・ハックフォードが監督した『プルーフ・オブ・ライフ』。コロンビアのゲリラに誘拐されたアメリカ人のエンジニア(デヴィッド・モース)の解放交渉を、誘拐と身代金交渉のスペシャリスト、テリー・ソーン(ラッセル・クロウ)がおこなう。5ヵ月に渡り、交渉の駆け引きが続く中、ソーンとエンジニアの妻(メグ・ライアン)の間に恋愛感情が生まれ、彼女は夫か、夫を救出するために雇われた男を選ぶかの選択を迫られる。
ヴァニティ・フェア誌の記事を元に作られた『プルーフ・オブ・ライフ』はトニー・ギルロイ(『ディアボロス-悪魔の扉ー』)が脚本を執筆。脚本はこの映画で彼女にとって最高の出演料1500万ドルを受け取ったメグ・ライアンのために書いたのだとギルロイは明かす。しかしクロウはメル・ギブソン、ハリソン・フォードに次ぐ、この役の三番目の候補だったという。他の二人が出演を断った結果
クロウが役を得たのだ。「キャッスル・ロックは有名なスターを使いたがっていた」。クロウの出演を『インサイダー』と『グラディエーター』が公開するずっと以前より要求していたハックフォードは言う。
「メグは『彼と共演したい』と言って後押してくれた」とクロウは以前、語った。「僕たちは一緒に演じるシーンを本当に楽しんでいる。これは彼女のロマンティック・コメディ作品からは全くかけ離れたものになるね」
これに暗示が含まれていたのか定かではないが、彼のこの言葉からあまり時を置かずしてクロウとライアンの関係がタブロイドで報じられた。その後ライアンの結婚生活は破綻していたことが明らかになった。彼女とデニス・クエイド両者ともそれぞれ離婚の申し立てをおこしている。
『プルーフ・オブ・ライフ』
3月17日
丸の内ピカデリー1他全国松竹・東急系
配給:ワーナーブラザース映画
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