『ハリー・ポッターと賢石』衛星記者会見
『ハリー・ポッターと賢者の石』サテライト会見 | ||||||||||
クリス・コロンバス(以下C):日本の皆さんに衛星を通じて新年のあいさつができるなんて、嬉しいかぎりです。ハッピー・ニュー・イヤー。 デヴィッド・ヘイマン(以下H):私の隣のクリスはアメリカ語で新年のあいさつをしたようだから、私はイギリス人なので英語であいさつをしましょう(笑)。ハッピー・ニュー・イヤー。私は日本に何度も行っています。日本が大好きなので、こういう機会を設けていただいてとても感謝しています。 Q:非常に下世話な質問なんですが、ダニエルくんはおこづかいをどれくらいもらってるんですか? D:あんまりもらってないんだ。お金が必要ないから……。時々ビデオをレンタルする時に使うくらいで、本当に必要ないんだ Q:子供たち3人に質問ですが、日本にどんなイメージを持っていますか? D:まだ行った事がないけど、すごく近未来的な素晴らしい国だと思うな。一度行ってみたい国だよ。
R:ぼくも行った事がないけど、すごくクールな国だって聞いてるよ。 Q:ハーマイオニーちゃんのファンなんですけど、私に向かって手を振っていただけませんか? E:(はにかみながらも笑顔でカメラに向かって手を振る) Q:二作目になって物語の中で登場人物たちが成長していると思うのですが、気をつけて演じた事はありますか? D:ぼくが演じたハリーは、一作目では見物人のような存在だったんだ。魔法の世界の事を何も知らない状態で学校に入っていたので、学校の人たちを観察するような立場だった。でも二作目では成長をとげて、自発的に学校の色々な事に参加するようになるよ。
R:二作目では、ロンの妹のジニーが魔法の学校に入学してくるんだ。だから彼女の面倒をみるっていう役になるんだ。それと気持ち悪いスラッグっていう虫が出てくるからね。それがすっごく楽しみ! Q:大ヒットを記録していますが、監督はヒットの理由についてどう思われていますか? C:まず、全世界で一億冊以上も売れた本の大成功がヒットの大きな要因だと思うな。この本が抱いているテーマが、今の若者にアピールするんだよ。それは善と悪についてだったり、忠誠や友情、勇気なんてものもこの作品で子供たちは学べると思うんだ。それにせちがらい世の中だから、魔法の存在を信じたいという思いが人々の心の中にあるんじゃないかな。まあ、何よりもここにいる3人の素晴らしいパフォーマンスが成功の要因だろうな。 Q:原作で登場するポルターガイストのピーブスが映画には登場しないのですが、第二作ではどうですか? C:ピーブスの登場するシーンは実は撮ってあったんだよ。でもピーブスのデザインが気に食わなくてね。ピーブスの登場するシーンは全てカットしてしまったんだ。ただし第二作ではピーブスが登場するよ。デザインがとっても良くて、我々全員が気に入ったイイものが出来上がったんだ。第二作ではピーブスのイタズラが見られると思うよ。それと1年後か2年後か分からないけれど、一作目がDVDになった時か、再び上映される時には、ピーブスのシーンは入っていると思うよ。私と隣にいるヘイマンは原作の大ファンだから、できれば原作の全てを映像化したいんだ。だけどそんな事をすると、6時間を越える作品になってしまうから無理なんだ。でも、DVDではかなり増えるはずだよ。 Q:第二作『ハリー・ポッターと秘密の部屋』でのCGの使い方はどうですか? C:ホウキにまたがってボールを追うクィディッチというスポーツのシーンが、より素晴らしいんだ。より早く、よりバイオレントになってるんだ。この一年で技術の進歩もあったしね。とにかくクィディッチのシーンはすごいよ。見応え充分だね。作品全体としては少しダークな雰囲気になって、アドヴェンチャーの要素が濃くなっているね。 Q:世界で8億ドルもの興行収入をあげて大ヒットを記録していますが、製作者としてプレッシャーを感じたりしますか? H:昨日の数字では8億1100万ドルという数字になってるよ(笑)。製作者としては、成功することはとても嬉しいね。第一作目を作る時に「原作が大成功しているからプレッシャーを感じるのではないか」と何度もたずねられたんだ。しかし、私たちは観客の動員数よりも最高に素晴らしい映画を作りたいと思っていた。これは動員数と違って、私たちがコントロールできる部分だ。私も監督のクリスも、この物語に非常に熱い情熱を抱いている。この気持ちを持ち続けている限り、二作目も三作目も必ず成すると思っているよ。 Q:世界中のたくさんの人々が自分の映画を観ていることを、ダニエルくんはどう思っていますか? D:当たり前かもしれないけど、ドキドキした気持ちになってるんだ。撮影という経験も素晴らしかったしね。この成功が二作目も続く事を祈ってるんだ。 Q:一作目で難しかったシーンと、二作目で苦労しているシーンがありますか?
Q:とても有名な俳優さんたちと共演しているわけですが、何か学んだ事はありますか? E:すごく素晴らしい俳優さんたちに囲まれてたわ。学んだ事の一つは忍耐強くとするということ。それと映画作りって、ただ演技をすればイイってものじゃないってことも分かったわ。共演者と仲良くするというチームワークが必要なの。 D:ぼくも俳優さんたちからいろんな事を学んだけれど、特にクィレル教授役のイアン・ハートさんから“集中すること”を学んだよ。それと、自分の演じるキャラクターを良く知るということ。セリフをしゃべる時には、自分の気持ちを伝えるんだということもね。 R:ぼくは特にコツみたいなものは教わらなかったけど、一緒に仕事をしているたげでインスピレーションみたいなものを与えてもらったな。みんなとってもイイ人だったし、クールだったよ。 Q:今、皆さんが座っていらっしゃるのは何かのセットのようなのですが、一体どういうセットですか? 第二作の『秘密の部屋』に関するヒントになるようなセットなのですか? C:ここはグレートホールというホグワーツ魔法学校の食堂だよ。カメラを回して見せてやってくれないか?(カメラが動いてセットをグルリと見回す)ホラ、それが校長のダンブルドアの椅子だよ。スタッフがいるのが見えるだろう?(カメラが再び監督を捉える)本当はカメラを上に向けると魔法の天井があるんだけどね(笑)。ここのスタジオの中に、一作目も二作目もセットを作っているんだ。 Q:皆さんそれぞれ原作者のJ・K・ローリングさんに会ったと思いますが、その印象と何かアドヴァイスを受けていたらそれも教えてください。 D:とてもイイ人でとても落ち着いた人だった。特にアドヴァイスはなかったけれど、原作の小説に書いてあることがアドヴァイスのようなものかも、と思った。小説にはとても色々詳しく書かれていたので、本を読むことが色々ヒントになったんだ。
Q:忙しいのにありがとうございました。第二作の『ハリー・ポッターと秘密の部屋』が完成したら、是非皆さんで日本に来てください。 C:是非とも行くよ! (佐野 晶) |