英題:V FOR VENDETTA
監督:ジェイムズ・マクティーグ
制作/脚本:ウォシャウスキー兄弟
キャスト:ナタリー・ポートマン 、 ヒューゴ・ウィービング 、スティーブン・レイ

近未来、第3次世界大戦後のイギリスはサトラー議長の圧政のもと、独裁国家と化していた。テレビ局に勤めるイヴィー(ナタリー・ポートマン)は、ある日“V”と名乗る仮面の男(ヒューゴ・ウィービング)に命を救われる。恐怖の元に抑圧されている人民を解放するため、次々にテロを仕掛ける“V”。彼にはまた、冷酷に人を殺める血の復讐(ヴェンデッタ)鬼という別の顔もあった。果たして、“V”の正体は? 彼は凶気が生みだした怪物なのか? イヴィーの心が“V”に近づいたとき、彼の謎が明らかになる。 |
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『マトリックス』シリーズのクリエイターたちが再結集され、マトリックスを描いたウォシャウスキー兄弟が脚本を担当。さらに、町中に貼られたポスターには頭を丸刈りにされたナタリー・ポートマンの姿。過激な“V”サインに、『V フォー・ヴェンデッタ』なんて衝撃的なタイトル。これだけの魅力的な材料がそろって、好奇心旺盛なアメリカ人が観に行かないわけがない! 全米で3月21日から公開された本作は公開と同時にトップに踊り出て、2006年度では4位のオープニング成績をマークした。しかしながら、2週目からは、『インサイド・マン』、『アイス・エイジ2』に押され気味でやや厳しい状況に……。頑張れ“V”! 丸刈りになったナタリーのために! |
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なんといっても本作のイケメンは、仮面の男“V”様。全編おかっぱのウィッグに仮面をつけているので誰なんだかさっぱり分かりませんがこの“V”役を務めているのは、なんと『マトリックス』シリーズの人気ヒール(悪役)エージェント・スミスを演じたヒューゴ・ウィービング。この人、スミスのときはあんまり気づかなかったけどこんなにセクシーな声をしてるんだ! と意外な才能発見ですが、いかんせん最後の最後までお顔は見えませんのでご了承くださいね。だけどこの“V”、ナタリー・ポートマン演じるイーヴィーが惚れちゃうくらいかっこいい。名作からのセリフをおりまぜたお洒落な会話、巻き舌からみまくりの独特なアクセント! まるで中世の騎士のような“V”の魅力的な戦いっぷりにご注目ください! |