松田龍平は1983年、故・松田優作と松田美由紀の長男として生まれました。物心もつかないうちから、繰り返し言われたであろう「松田優作の息子」という言葉。彼が6歳のころに他界した松田優作は、カリスマ的な俳優でした。役のためなら、減量もするし歯も抜く、はたまた足を5cm切ろうかと思った……など、トンデもない伝説が多い松田優作。そんなDNAを受け継ぐ松田龍平。デビュー作『御法度』公開後、自分の演技について「パーフェクトじゃなかった。役者になり切れていない。もう1回撮り直したい!」なんてことを、16歳で語っちゃっています。
父親については「超怖い人だった。子どもだった僕を父は“男”として見ていました。厳しいなんてモンじゃなく、自転車ごと投げられたこともある(笑)」と語っています。映画さながらの迫力……恐るべし松田優作。そんなふうに、“男”として育てられたからこそ、今の彼があるのかもしれません。常にポーカーフェイスで、自分を客観的に見る目を持っている、サッカー選手を夢見た少年は、現在、両親と同じ役者の道を歩んでいます。
そして、両親、龍平に続き、2歳下の弟の松田翔太も2005年から役者の道を歩き出しました。龍平いわく「弟はライバルというより、自分を前向きにさせてくれる存在」なのだそう。いつか親子共演、兄弟共演……なんて日も近いかもしれませんね!
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