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アニキに聞けよ! 第38回

週刊 寺島進

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困ったときはいつでもこい! 寺島進のアニキに聞けよ!
連ドラに、映画にと大忙しなアニキ! 出演作も、続々公開です!
今週は2月10日から公開されたアニキ出演の『長州ファイブ』を大特集します!
当コーナーでしか見られない秘蔵画像もたっぷりご紹介!
“アニキに聞けよ! 特別編『長州ファイブ』”をお楽しみください。
「歴史上の人物、高杉晋作を演じたぜ! 今回のテーマは、“そううつ”病の高杉晋作だ。みんな是非観に行ってくれよな!」
『長州ファイブ』とは?
皆さん、お札の顔でご存知の伊藤博文。伊藤さんが、まだ若かりしころ、どんなことをしていたか、知っていますか? 伊藤博文は27歳のとき、井上馨、井上勝、遠藤謹助、山尾庸三ら優秀な仲間たちとともに法律を破ってイギリスへと旅立ちました……。旅立つと言っても、今のようにピューンと飛行機で飛んでいったわけではありません。長い長い船旅の末、ヒゲもぼうぼう、洋服もボロボロの姿でやっとイギリスの地に足を踏み入れたのです。イギリスの画期的な技術を必死になって吸収する5人の若者を、現地の新聞は“長州ファイブ”と呼びました。『長州ファイブ』は、日本で活躍した5人の“スゴイ人(すでにおじさん)”たちの情熱だけで動いていた“若造”時代を描いた映画なのです。東京国際映画祭でも大評判だった本作で、寺島アニキは高杉晋作役に挑戦されました!
高杉晋作って?
吉田松蔭の松下村塾などで学んだのちに、下の関砲撃に備えて騎兵隊を結成! 第二次長州征伐では幕府軍に圧勝するという長州藩のヒーローです! “動けば雷電の如く、発すれば風雨の如し”とは伊藤博文の言葉。
高杉晋作VS寺島進!
長州藩一の過激な色男、高杉晋作を寺島進はどう演じるのか?  “長州ファイブ”がいた頃の高杉晋作はわずか20代。寺島進は……、40オーバーのいぶし銀。10歳以上の年齢差はございますが、我らがアニキはヤングです! 若者に負けないあつーい心の持ち主ですから、無問題! 凄みのある殺気は迫力満点です。かつて多くの俳優が演じてきた高杉晋作に新たな息吹を吹き込んだ、寺島進の熱演にご注目ください。
~監督に聞けよ! コーナー~
がむしゃらに生きた『長州ファイブ』は、現代の若者たちに「行動すること」の大切さを教えてくれます。 アニキとは20年来の付き合いである五十嵐匠監督をゲストに迎えて、“役者・寺島進”をたっぷり語っていただきました!
Q:さっそくですが、監督とアニキの出会いはいつだったんでしょうか?
 
1989年くらいかな。たくさんいた役者さんの中で1人、すごくとんがってる人がいた。僕もとんがっていたから、話せばけんかになるような男。すごくやせてて、目だけはギラギラして。「今に見てろよ」っていう気迫がすごく伝わってくる役者だった。飼われた犬じゃない、野性の犬みたいだったな。
 
Q:寺島進は、どんな役者ですか?
 
役者って、会って緊張する人と、緊張しない人がいる。たとえ売れてなくても、会うと緊張する役者もいる。寺島さんは、映画の芝居がボクシングの試合みたい。ぼくが監督で、彼がリング上でジャブを出したり、フックを出したり……。ひとつひとつが真剣勝負だから、撮るこちら側もすごく緊張する。そういう緊張感を持ってる役者ですね。
 
Q:ボクサーですか!?
 
そうそう。寺島さんって特徴があるんです。いろんな役者がいるわけで、現場で本番まで役を作らないひともいる。それから女優さんで多いのは、現場でバカ話していても「ハイ本番」で、ポンッと役に入り込むひと。でも寺島さんは、ボクサーと一緒で作りこんでくるんです。こっちの演出側は、どこで芝居させるかが勝負になってくる。だから長い時間をかけて“役柄”を作りこみ、試合をする。まさにボクサーみたいな役者です。
Q:そんなボクサー俳優・寺島進が演じた高杉晋作はいかがでしたか?
 
すごくいいんです。なんともいえない緊張感があって……。とくに大使館を焼き討ちするシーンでは、高い緊張感が必要だった。彼の出してくれた緊張感は、あのシーンになくてはならなかったですね。
 
Q:監督から見て、寺島進という役者の魅力ってなんだと思いますか?
 
人のことを想うところかな。筋の通ってないことは、絶対にイヤだ。でも、子どもみたいなところもある。フランクというかな、“江戸の人”って感じることがよくあるね。良く自分を知っていて、いろんなものを吸収しようとする姿はすごい。そういうところは柔軟性があってフレキシブル。それがあの人の懐の深さなんだろうな。本当は、気づかいができて、すごく繊細なひと。それが彼の芝居に出てるんじゃないのかな。
Q:今回の作品で、印象に残っていることはありますか?
 
彼が鉄砲を撃つシーンで、何回もやってるのにうまく鉄砲が「バーン」ってならなくて、イライラさせてしまったことかな。寒すぎて、火薬がしめっちゃって。何度も芝居をするのに、うまく出なくて……、でも寺島さん自身が裏方の大変さも知ってる分、絶対スタッフを責めないんだよね。
 
Q:この20年間を振り返って、印象に残っているアニキとの思い出はありますか?
 
寺島さんと初めての仕事『ナンミン・ロード』(1992年)かな。あの当時はみんなが「いいものを作ろう!」って一生懸命だったから、現場でもケンカしたり、いろいろあったけど、すごく楽しかった。あのときも寺島さん、拳銃がうまく撃てなくて苦労してたな(笑)。僕の映画では、“発砲できない”ってジンクスがあったりするのかもね(笑)。
 
Q:20年間の付き合いのなかで、寺島さんの印象は変わりましたか?
 
僕の印象では、“ずーっとジャージ”っていうイメージ(笑)。若い頃からずっと。最近は高級なジャージになったのかな(笑)。すごい色んな色のジャージ持ってて、そのイメージはずっと変わらないよね(笑)。
Q:『長州ファイブ』公開に向けて、現代の若者たちへ……
 
いろいろなことを考えるのは、動いてからでいいってこと。自分でバイトで貯めたお金100万で世界旅行にでも行けば、やりたいことが見つかると思うんだよね。動いてめちゃくちゃ傷ついたほうが、次、また動けるはず。“長州ファイブ”も、まったく情報もないなかで、とつぜん敵国のイギリスに行ったんだから、相当の勇気が必要だったはずなんだよね。そういう彼らの“行動力”。考えたり、情報を集める前に“まず動く”大切さが伝わってほしいですね。
今週のアニキ
2007/02/13
「ヒミツの花園」みんな見てくれてるみたいで、うれしいなあ。
キャストのみんなとも仲良くて、楽屋では将棋やゲームをしているよ!
 
榊監督の「GROW 愚郎」では、中ランに挑戦だ!
ズボンも、念願の太ズボンでうれしいぜ。
 
<アニキ出演情報!>
~CM~
「日本盛」CM放映中!
・「ポケメロJOYサウンド」 CM放映中(声の出演のみ)!
・NTT西日本 フレッツ “あそむび”  

~雑誌~
・2月15日発売 マガジンハウス「BRUTUS(ブルータス)」

~映画~
・『子宮の記憶』シネスイッチ銀座ほか全国にて公開中
・『長州ファイブ』シネマート六本木にて公開中
 
~TV~
・「ヒミツの花園」フジテレビ系列にて、火曜日夜22時放映中!

 

 
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寺島アニキからの激励メッセージ付き色紙をプレゼントいたします!
お悩みどしどしお送りください!!
(採用された方には編集部から、追ってご連絡いたします。)
 
メールはこちらまで→ aniki@cinematoday.jp
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