1965年、アンディはとあるパーティー会場で1人の少女に出会う。少女の名前はイーディ・セジウィック。アメリカで知らぬものはいない、由緒ある名家セジウィック家の令嬢だった。イーディを気に入ったアンディは自分の映画に出演させ、彼女は瞬く間にメディアをとりこにしていった。
アンディとカルチャー・シーンを2分していたボブ・ディランとの出会いや、家族との深い亀裂。イーディはその不安定な精神状態から拒食症を患い、1971年に28歳という若さでこの世を去った。彼女を取り巻き、飲み込んでいったアメリカの1960年代とは何だったのか……。その片りんが本作で描かれていく。
ヘイデン・クリステンセン演じるロックスターは誰が見てもボブ・ディラン。ボブは劇中でイーディの死の理由が、自分にあるかのように描かれているとして本作のプロデューサーに公開中止を求める手紙を書き、話題となった。自由奔放なイーディをシエナ・ミラーが奇抜なファッションとメイクで完全に再現。監督は映画『ハート・オブ・ダークネス/コッポラの黙示録』など1960年代を回顧するようなドキュメンタリーを数多く制作しているジョージ・ヒッケンルーパー。
以上がアンディ系イチ押し作品。そのほかにも、映画『アンディ・ウォーホールのヒート』や『アンディ・ウォーホル/スーパースター』などなど、押さえておきたい作品はたくさん。こちらもチェケラッ!
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