第128回 週刊 寺島進 2009年3月26日 今週は、「怒る」ことが苦手な、ハタチのおじょうさんからのお便りです。 役柄でも、怒ることがとっても多いアニキ! アニキは、どうやって「怒る」ことを覚えたのでしょう?? こんにちは、毎週かかさず読んでいます。 今回私は、「怒る事」について相談に来ました。 私は今年二十歳になるんですが 人に「怒る」事が上手く出来ません・・・。 いつも感情が突っ走って怒るにも上手く言葉に出来なくて、 自分で自分が情けなくなって 「何で分からないんだー!!」 と最終的に半べそかきながら 中途半端に皆に八つ当たりしたような怒り方しかできません。 ・・・こんな怒り方しか出来ない自分がとても情けなく思うし、 何よりこういう態度をとる時はいつも 周りの皆と比べて自分はまだ子供で感情の表し方が遅れてるって自覚します・・・。 上手に人に怒るには・・・っていうのはちょっと奇妙な相談ですが、 これから先社会人になって様々な人と出会っていくなかで「怒る」と言う事が重要な事になると思うのです。 寺島さん、・・・いやアニキ!! どうかアドバイスお願いします。 これは、彼女がこれまでどういう怒られ方をしてきたかなんだよね。やっぱりいい怒られ方ってあるからさ。中学や高校でもさ、先輩に怒られたりするじゃん? 反省する怒られ方と、反発を覚える怒られ方ってあるだろ? いろんなひとに怒られて、学んでいくと思うんだよ。 おれが中学のときの先輩で、すごく怒り方のうまい先輩がいてね。その人は、先輩に頭ごなしに怒られて、殴られて、それでそういう怒り方をしないことを学んだって言ってたよ。 怒り方はピンからキリまで。みんな性格出るんだよな。おれも、怒るのは苦手なほうだよ。感情的になるのも分かるんだけどさ。おれは、相手に自分の言葉がどう響くかをいつも考えながら怒っているよ。言葉ってすごく怖いもので、言葉は、人を殺せるから。怒るのはエネルギーがいるからな。 でもな、怒り方って人それぞれだと思う。いろんなひとに怒られながら、自分で一番いい怒り方を見つけていくものなんじゃないか? まあ、半べそかくことはないと思うけどな(笑)。自分のことを、そこまで分かってるなら、大丈夫だ! [PR]