イベントやキャンペーンだけでなく、監督をはじめとするキャスト陣も大忙しだ。前編のプロモーションを含めると、7回もの来日イベントが開催されている。ちなみに皆勤賞の監督は、この映画の発案者であるだけに、一番精力的に取材に応じているようだ。
そもそも企画段階では、キャスティングされていたのは別のメンバーだった。周瑜役にチョウ・ユンファ、諸葛亮孔明役にトニー・レオンが予定されており、映画『男たちの挽歌』以来、再びジョン・ウー監督とチョウ・ユンファがタッグを組むことで話題となっていた。しかし、チョウ・ユンファの降板により。一時雲行きが怪しくなっていたが、完成してみればアジア圏内最大の大ヒットを記録した。それもこれもジョン・ウー監督の人柄があってこそなのではないだろうか。ジョン・ウー監督について金城は、「スタッフを大切にしていて、とても寛大な方」と絶賛し、トニー・レオンも「とてもいい人なので、仕事はいつも楽しかった」と絶大な信頼を寄せているようだ。事実、いつも笑顔で穏やかなたたずまいをしており、取材の際にはインタビュアーと固く握手をすることで知られているほどのいい人なのだ。
そんなジョン・ウー監督をはじめ、スタッフやキャスト、ししてこの作品にかかわったすべての人たちの思いを乗せ、『レッドクリフ Part II -未来への最終決戦-』がどれだけの観客の心をつかむのか、公開が楽しみだ。 |